当日の都内はじとじとした天気でしたがそれをも吹き飛ばす好試合の続出な興行になりました。
ワタシは残念なことに遅れて会場に到着。
武道館に入って売店でビールを購入しようと思うも売り切れ(-.-)
しかし!先に会場入りしていた知り合いが機転を利かせて購入済み!
温くなってたけど有り難かった〜
仕事終わりに全日本の武道館大会を観戦しながらビールをグビッと呑むのは格別です。

館内では池田と丸藤がリングアナのコールを受けてました。 よってこの観戦記は第3試合から


第3試合
池田 大輔, 丸藤 正道× vs ジョニー・スミス, ジョージ・ハインズ○

ワタシが席を探してウロウロしてる時に池田・丸藤共に「稲妻ぁ〜!!」コール。
会場も殆どコールしてスッカリ定着してる模様。
1/23 横浜文化体育館と同じくハインズが丸藤からフォールを奪う。


第4試合
×森嶋 猛 vs スタン・ハンセン○

ハンセンは勢い良く入場。会場全員が「ウィ〜!」試合開始後に速攻をかける両者。
早くもハンセンが腕のサポーターに手をかけて会場がどよめく。
グリーンボーイ相手に長々と試合をやってられないとの意地か?
最初のラリアットを交わす森嶋も・・・伝家の宝刀。ハンセンのラリアットの前に見事轟沈。

若手相手にハンセンとシングル戦は中々組まれないし
森嶋にはこれも良い経験だと思うんで今後も頑張って欲しいです。


ジャンボ鶴田追悼10カウントゴング

イントロで鶴田の入場テーマが流れて全参加選手がリングサイドに集まり会場全員が席を立ち黙祷
会場の照明が消えてリングにだけスポットライトが当る。テンカウントが鳴り響くなか涙が・・・


第5試合
○井上 雅央, 力皇 猛 vs スティーブ・ウイリアムス, エリック・ワット×

初めて生の力皇の試合を見ました!
まず、新人離れした貫禄と身体から醸し出す迫力に圧倒。
既にこの試合だけで先輩の雅央を超えたと認識しました(^_^;
ウイリアムス vs 力皇のパワー対決も力負けしてないのが凄い!

新外人エリック・ワットは無理にトリッキーな動きを出そうとしてるのか?
変則的なトラースキックやパートナーからタッチ後にダイビングフォールとか
色々とリズムが読めない選手。
試合から見るにキャリア不足だと思うもキャラ立ちしてるんで面白い。
しかし全日本に定着できるか?は不明(^_^;

最後は 5/21 後楽園ホールでのシングル戦では担げなかった
雅央がワットを担いで見事アルゼンチンバックブリ−カーでの勝利!

試合後のリングはウイリアムスの独断上。
負けた腹いせにまず、力皇に詰めよりナックル一閃。
その後はコーナーに上って生前の鶴田の決めポーズ「おーっ!」を連発。
ワットも奇妙な間で拍手を要求(^_^;

しっかりとトライアングルを手の平で作成する"TOP"ポーズも決めて気が済んだ処で退場。
故人を偲ぶ意味での「おーっ!」を連発するのは判らなくわないけど・・・
ワタシはする気分には成れなかったんでしませんでした。

ウイリアムスが勘違いして鶴田の「おーっ!」今後も使いわないように願うのみです。


第6試合
世界タッグ王座決定ワンナイト・トーナメント1回戦
○川田 利明, 田上 明 vs ジョニー・エース×, マイク・バートン

試合開始後に川田・田上が即効をかける!
コーナーへ投げてのダブルの顔面へのハイキックを連発
場外に落ちたバートンを喉輪 + バックドロップのツープラトン攻撃で
ノしてリングに戻りエースを集中攻撃

しかし、ここからエースが奮闘して流れは変り・・・
バートンも復活して田上がダブルインパクトの餌食になる。
食らった田上は脳天から真ッ逆さまに落ちてそのまま場外に転がって蹲る・・・
なんか様子が変で有る。何時までも動かないし取り囲むセコンドの数が多い。

そんなこんなで川田のロンリーバトルが続き
何度かの攻撃を交わしてやっと自軍のコーナーに辿りつくも
田上はコーナーに居ない・・・切ない川田(^_^;

時間が経ちやっと復帰した田上は左肩にテーピンググルグル巻きで肩が上がらないみたい
しかし執念のハイキック攻撃で闘いに参加し、コーナーポストからの顔面ハイキックも披露!

エースの自爆ムーンサルト、
川田の掟やぶりなエースへのエースクラッシャー有り・・・の混戦状態でしたが
川田組の勝利。しかし・・・田上の左肩負傷は痛い。決勝は無理かな?と思いました。


第7試合
世界タッグ王座決定ワンナイト・トーナメント1回戦
三沢 光晴, ×小川 良成 vs 大森 隆男○, 高山 善廣

小柄な小川は体格をカバーするかの如くナイスなレスリングで
大森を翻弄するも・・・やはり Jr の身体はキツイ。
三沢は左腕を徹底的に痛めつけらる。ノーフィアーらの連携技もそこに集中。

怒った三沢は珍しく自身のサポータを投げつけて剥き身の左肘でのエルボー!
これには貯まらず食らった大森は前のめりになってのダウン。
エメラルドフロージョンを出そうとするもカットされて勝機を逃して
最後は大森のアックスボンバーが決まり小川が轟沈。

フォールを取られた瞬間、三沢は場外でマットを叩いて悔しそうでした。
ノーフィアーは三沢を本気にさせるぐらい成長して嬉しい限りです。しかも実力で勝利!文句無し


第8試合
小橋 健太, ×志賀 賢太郎 vs 秋山 準○, マウナケア・モスマン

試合前夜から口撃を続けてビックマウス振りを発揮してる秋山に
今まで遣られ放題な志賀が一矢報いえる事が出来るか?が見所でしたが・・・結果は見るも無残な

秋山 vs 志賀に至っては・・・力の差が歴然。
全然、志賀の攻撃が効いてないかの如く振舞う秋山(^_^;
しかも秋山の重くてエグイ攻撃に志賀はリング下で暫し伸びる・・・後は殆ど試合に参加出来ず(T_T)

その間は小橋が二人相手に横綱相撲的プロレスを展開。
秋山・モスマンらのエグイ膝への攻撃も受け切り鬼のようにチョップ攻撃の連打!
やっと試合に復帰できた志賀は反撃らしい反撃も出来ずに、秋山らに捕まりその後は悲惨な光景

トップロープからの喉元へのフットストンピング!
ツープラトンでのコーナーポスト鉄柱への顔面打ち付け!
最後は身体をシッカリホールドされてのツームストンパイルドライバー!
志賀の身体がリングに刺さってました(^_^;

この試合で志賀はレスラーとして自我が完全に打ち砕かれてしまったと思い升。
秋山によって全否定されてしまいました。
バーニングも消滅したようですし・・・どうするの?小橋?


第9試合
世界タッグ王座決定ワンナイト・トーナメント決定戦
○川田 利明, 田上 明 vs 大森 隆男×, 高山 善廣

試合前から田上の左肩の負傷具合から見て、ノーフィアーの勝利だろ・・・と
勘ぐっていたらプロレスとは数値で測れないスポーツだと思いしらされました。

負傷してる田上は度々リング下で蹲る場面も有りましたが
意地のカンヌキスープレックスを披露するなど奮闘。
ひょっとして怪我してる時の方が頑張ってかも?と思うハッスル振り

最後は川田の裸絞めで大森を落として即フォール!!
これでなんとか定位置を確保できた川田・田上組
ひと安心ですが頭一つ抜けた強さは感じられずに必至にモガイての勝利との印象が有りました。

元気の無かった川田・田上組のベルト奪取は今後のタッグ戦線が愉しみ(^^)
6/9 武道館はタッグ天こ盛りでしたがどの試合も好勝負で大満足!
やはり、全日本の武道館大会は外れが無いですね。

しかし・・・皆さん御存知の通りにその後の全日本分裂騒動が有り・・・
イワユル完成されていた武道館大会はもう存在しえない・・・悲しい限りです。
今後の全日本プロレスはどうなるのか?NEXT ! 7/23 武道館大会!!