日曜日はノアの武道館大会を観戦に行ってきました。
その後に観戦組＋合流組５名で武道館より徒歩１０分圏内のさくら水産で
少し呑みベロベロになって帰った次第です。
麦酒から赤ワイン・デカンタを頼みました。
ソレは配膳のお姉さんがすぐ目の前で業務用お徳紙パックから
デカンタに移すだけとゆ〜萎える光景を目にしながら安かろう、悪かろうの
精神で酔えればなんでもいいやとばかりに呑む自分(^^;
ま、そんな事はど〜でもいいので・・・
今回の武道館は凄い観客の入りでした！！
開始３０分前に二階階段入り口で待ち合わせしてたら当日券を買い求める人々の
列がもの凄く長くてビビリました(^^;
プロレス関係で武道館から出来る列の長さでは近年稀に見る大行列です。
馬場さんの告別式級の列の長さでした
多分、並びながらも当日券を買えなかった人が殆どだったのでしょう・・・残念な話 です。
実際、場内に入って見回すと一階アリーナから二階最上段の立見スペースまで
人で埋まっており、休憩時間のトレイの列も通常興行の３，４倍は並んでました(^^;
ノア発表の観衆１万６５００人もあながち嘘ではないよな・・・と
真面目な話。全てが終って帰る時に外は凄く寒かった（小雨も降ってたので）んですが
中は熱気でムンムン・・・人の匂いが充満して暑苦しい程
それ位に人が中に居てプロレスを観ていたんだなと実感しました。
そんな超ヒット興行。プレミアチケット化していたノア武道館大会の感想を
三点に絞り上げると
●GHCJr.選手権での丸藤とゲレーラは激しく噛合っていなかった
●ノーフィアーが森嶋＆力皇如きに負けた。大森が完全フォール負け
●小橋の試合を見ていて寂しくなってしまった
私はこの三点に集約されてしまいました。
まずはその１
GHCJr.選手権
＜王者＞○丸藤正道ｖｓフベントゥ・ゲレーラ●＜挑戦者＞
丸藤が辛くも防衛した試合です。試合時間は２５分・・・
この２５分が果てしなく長く感じました(- -;
両者が全然噛合ってない・・・丸藤もゲレーラも中盤からバテバテで
時間感覚的にいうとおおよそJr.の試合と呼べない・・・タルく感じてしまい
「お前等ネジを巻いてやるからもっと早回ししろ！」とイライラさせるものがあり
場内もそれを感じとり段々と拍手が疎らに・・・試合中、声援も途切れるなど
＃けして睨みあいの緊迫した空気とかでは無く、両者が恐ろしくトロトロ試合を進め てた為
＃観客も声援を送るほどの集中力が保てなかったとゆ〜
これはゲレーラの試合ペースなのか？
終始、どこかしこに余裕を垣間見せていたゲレーラの方が王者のようにも・・・
試合後には丸藤に掴みかかりボコボコしてた通りに「負けてやったんだ」感が残ります。
ソレを表現するにしてもゲレーラは恥ずかしい試合をしてしまったとも思うし
う〜ん・・・先ず、ここで期待外れ＆テンションダウンしてしまいました。
その２
GHCタッグ選手権試合
＜王者組＞●大森隆男＆高山善廣ｖｓ森嶋猛＆力皇猛○＜挑戦者組＞
前の試合が余りにもトロトロしていたのでここはノーフィアーに若手挑戦者コンビを 一蹴して貰い
弾みを付けたいな〜と御気らくに考えていたら・・・
希望していたノーフィアーの秒殺劇どころか、試合の途中から挑戦者コンビの
連携がイイ感じに嵌りだしてしまい・・・大森が攻められ続けて
最期は力皇がパワーボムからの川田張りの押さえ込みで大森をフォール！！
え！？こんな奴等に王座を明渡して良いんですかぁ？大森さん(T_T)
場内の半分位は新王者に喜びスタンディングする人も居ましたけど
私は失望＆ガッカリ・・・うう・・・こんな事が許されていいのか？とすらも思いながら更にトーンダウン
その３
○秋山準＆永田裕志ｖｓ三沢光晴＆小橋建太●
トーンダウンしてる処に小橋の経緯をアナウンスするナレーションが始まり
メイン戦は先ず、１番始めに小橋が入場（青コーナー扱い）
その次が同じコーナーの三沢。
で、次が赤コーナー側の永田。
最期はGHCヘビー王者の秋山との格付けがなされていました。
この格付けにも疑問・・・青、赤コーナー関係なく
復帰戦を飾る小橋が１番最期に入場して欲しかったのが個人的な願いでしたが
＃武道館に詰め掛けた半数以上が「小橋のお姿拝見」だけを主として来場してるだろうし
＃そのお陰で武道館は大ヒット興行になったのだから
それを初っ端から裏切る行為をされて少し違和感を感じる・・・
で、小橋は黒いガウンを脱いで体を見せましたが！！！
全盛期に比べて明らかに体が一回り萎んでる(- -;
膝の手術からリハビリ、そしてトレーニングと期間的に十分だったのか？判りませんけど
私的にはもう少し体を大きくするなりしてから復帰して欲しかったのです。
ここで少ししょんぼり・・・
試合になりいよいよ小橋登場！！！場内が沸きに沸きます！！！
しかし・・・対戦相手である秋山と永田は小橋の逆水平チョップを軽々と受けきってる
感じがありソレからはもの凄く寂しい小橋を見つづける事になりました。
三沢vs秋山は大会場での通常通りに厳しい水準以上の動き
三沢vs永田は緊張感のある激しい動き
これに小橋が絡むと・・・秋山と永田には通じてない風に感じてしまいます。
コーナーに詰めての逆水平チョップも全盛期時よりも３割減？
ラリアットの威力は４割減？
ああ、どんどん小橋の価値がプライスダウンされていくぃ〜
試合時間２６分４９秒の中で段々と価格破壊を起していく小橋を見てるのは辛くて哀しかったのです。
最期は秋山に捕まり、必殺技であるワンハンドクラッチ・エクスプロイダーを受けて
リングに大の字になる小橋(T_T)
解釈としては１番最初に入場して「現状況の等身大小橋から始めます」宣言だったのかも
しれませんけど私はそんな姿を見たくなかったので失望感で一杯になりました。
私の中の小橋は四天王時代の鬼神の如く強すぎる
暴力的なまでの小橋だっただけにその幻想が脳内に膨らみ過ぎてしまい
実際に見た小橋のギャップが激しかったから起きたものだと思いますが
それにしても寂しい気持ちで武道館の坂を降りる事になりました(- -;
うう・・・小橋は超人であるべきな処を
等身大にまで引きずり下ろしてしまったのが今の日本のプロレスのスタイルなのかも
しれませんけどもソレはあまりにも残酷で夢の無い話です。
「ここから這い上がる様をみんなに見せて共感を得よう」というプロセスを小橋は
若手の頃から踏んできた訳で双六のように５歩下がらせるのは野暮な感じがするんで すけどね。
ああ、激しく強い小橋が見たかったです・・・
志賀辺りとバーニングお出迎えマッチをして豪腕ラリアットで一蹴する位の
小橋が見たかった・・・
そんな夢すらも見させてくれないノアは旧ファンに厳しい場所なのかも(- -;
え〜他の試合は期待してたよりも面白かったので楽しめました。
第１試合
○ＫＥＮＴＡ＆鈴木康弘ｖｓモハメドヨネ＆レイ・ゴーディ●
（片エビ固め１０：２３）
鈴木の試合は二度目。ゴディ息子の試合は初観戦と新鮮な気分で見てられました。
第２試合
ラッシャー木村＆百田光雄＆○青柳政司ｖｓ永源遙＆泉田純＆川畑輝鎮●
（片エビ固め１３：１８）
ラッシャーさんは辛すぎ・・・明らかに老化してます。
本当に隔週参戦にしてもいい位なのでは？と
泉田と川畑と青柳がこの位置なのは仕方ありません・・・
第３試合
池田大輔＆○杉浦貴ｖｓマイケル・モデスト＆ドノバン・モーガン●
（オリンピックスラム＞片エビ固め１０：１０）
ポップな感じの外人チームに対する日本人チームの対比が面白かったです。
池田と杉浦も無駄な仲間割れも目立たず、最期は杉浦の力強いまでの
オリンピックスラムの投げっぷりも爽快でした。
第４試合
○小川良成＆佐野巧真ｖｓスコーピオ＆リチャード・スリンガー●
（同士討ち＞片エビ固め9:31）
時間も短かったし、休憩前だったから丁度良い感覚の試合でした。
第５試合
田上明＆本多多聞＆○井上雅央ｖｓ斎藤彰俊＆志賀賢太郎＆橋誠●
（アルゼンチン式背骨折り20:41）
「この６人タッグは面白い」あさやまさん談。
その通りに、各人の個性が引き出された６人タッグで珍しく面白かったと思います。
休憩明けで客席に戻るまでの時間もかかり、試合時間的にも長く感じる事はありませ んでした
第６試合
菊地毅＆○金丸義信ｖｓ獣神サンダー・ライガー＆井上亘●
(垂直落下式ブレーンバスター＞片エビ固め17:38）
この試合までで約３時間位。１番集中して見れた試合でした。
やっぱり集中してみるのは３時間までの時間範囲だと実感します。
ライガーが対抗戦ムードを煽りに煽って盛り上げていたのも◎で
各人の見せ場も有り、緊張感も加味されて今大会のMVPマッチだったと思います。
試合終了後には新日本のセコンド陣、IWGPJr.王者の田中と期待の若手棚橋、健想らも乱闘に加わり
形式的とは言え盛り上がりをみせました。
セコンド陣の乱闘後もスッキリ終り、次へ続く辺りノア風味なのかもしれません
新日本の乱闘は本当に収まりがつかずグダグダなので(^^;
＃そうじゃないと興奮もしないし、乱闘でもなんでもないんですが
全９試合。４時間ちょいのロング興行で見てる方も少しグッタリ疲れてしまいました。
正直、観客のボルテージは第六試合の対抗戦が頂点で
第七試合のJr.選手権試合で途切れ、なんとか持ち直してメインまで辿りついたんだと 思い升。
次のシリーズから小橋はフル参戦するそうでノアも活性化されるでしょうし
それを期待したいです。
しかし・・・小橋は試合後に膝が再パンク(T_T)
それも・・・秋山のカニバサミを受けての時だそ〜で・・・もう駄目だNoahの未来は暗い・・・