02.2.24さいたまスーパーアリーナで行われたPRIDE.19の観戦レポになります。
今回は同日行われた全日本プロレス武道館大会が気になってすこしテンション低めで出かけました。

今回の武道館大会はプロレス的ダイナミズムに溢れたストーリーが敷かれていて
プロレスファン的には当然、今回は全日本プロレスの興行を選ぶだろ?と
思っていまして、さいたまの方はお客が食われてガラガラなんじゃないかな??
などなど予想を立てていました(^^;

甘かったです。PRIDEの底力を舐めてました・・・
さいたまSアリーナの駅を降りた人。人。人・・・
人との待ち合わせの時間まで少し余裕が有ったので会場周りをすこ〜し、散策してみると
開始50分前位なのにアリーナ前の広場には人の山。グッズ売り場も人の列・・・

そういえば今回はグッズを見てない(^^;
理由としては最近、格闘技系グッズ、Tシャツも単調で飽きてきたし
通販でも購入できるから会場売店で並ぶ必要もないよな〜と、少し醒めてました。

で、当日券売り場に行ってチケットが未だ残ってるか?観てみると
スタンドA\7000は売り切れ。その他は未だ有り
へ〜と眺めていたらコートを羽織ったオールバックのお兄さんが携帯を耳に当てながら
「チケット要らない?格安で譲るけど」と話かけられました(^^;
私は前売り券(スタンドA\7000)を持ってるので断りました。

ダフ屋の人にしてはキチンとした格好をしてるからになにかの都合で
チケットが余ったから売りたかった人??謎のままですこし気になりましたが
そんな事はど〜でもいいと・・・そんなこんなで待ち人も来て会場に入ります。

今回は400レベルの二列目
そうですね。武道館の二階最前と思って貰えれば・・・
この会場は洒落てるつもりか?400レベル、300レベルとか階数を100単位のレベルで
表しており、初めてアリーナに行くと扉も多いし、迷ってしまいます(^^;

会場全体を見回すと開始5分前ぐらいなのにポツリ、ポツリと疎らに席が空いていて
ああ〜やっぱり今日は首都園で興行が重なってるから辛いのかな〜などと
思ってたら最期にはほぼ9割方席が埋まってました。
会場の風景を見てみると格闘技ファンという空気が蔓延していて
PRIDEのファンと全日本を見るファンはある程度分かれてるんだな〜など今更ながら再 確認しました。
#遅すぎ?

PRIDEのイベント開始音楽が会場に響き、各選手の紹介!
カッコ良い音楽と照明演出で低テンションだった私の気分も盛り上がってきました!!



第1試合
○トム・エリクソン(1R 2分35秒 裸絞め)ティム・カタルフォ●
ティム選手43歳。エリクソンは37歳・・・第1試合から親父対決です(^^;
勢いが落ちないかな?と少し心配でしたがエリクソンの横綱相撲で貫禄勝ちを収めま した。
だって・・・エリクソン193cm/130kg、ティム178cm/110kg全然体格が違うし
ま、当然の結果ですね〜無茶なマッチメイクだ・・・

ティム・カタルフォ選手はOBAKE(オバケ)ジムのオーナーらしいです。
同ジムはコールマン、ゴールドバーグ、永田もWCW滞在時関係してましたね
ティムは白髪とタートゥーンチックな髭が特徴的で、漫画のキャラクターみたいでし た(^^)



第2試合
●ヴァリッジ・イズマイウ(3R 判定)アレックス・スティーブリング○
高度な攻防をしてたのかどうか?
スティーブリングは結構凄い事をやってたような気はしましたけど
興味薄・・・特別印象に残らないツマラナイ試合でございました・・・
何の因縁もストーリー性も無い両者の試合は面白くないと改め確認出来ました(^^;



第3試合
●松井大二郎(3R 0分28秒 フロントチョークスリーパー)ホドリゴ・グレイシー○
ホドリゴの入場テーマ曲に度肝を抜かれました(^^;
なんと特撮ソング!!しかも電撃戦隊チェンジマン!!!
曲にあわせてポーズまで出してるし・・・ホドリゴはチェンジマンを観た事があるの か?謎です。
しかも戦隊モノの中からチェンジマンのOP曲をチョイスするとは・・・渋い

え〜試合の方は最初ホドリゴが寝技の素晴らしい技術の片鱗を見せ付けて
流石!グレイシー!流石!アブダビ優勝者!!と思うも
松井の鉄壁のガードにより試合が止まる・・・私はトイレに行きたくなり
1R終了後を見計らってトイレへ・・・ついでに売店を覗くと座ってた喋ってバイトの娘が
すっくと立ち上がり「いらっしゃいませ〜何にしますか?」と売るモードに入ってし まいました(^^;

私は何が売ってるか?観るだけだったの「あ、すいません。又考えます」と
立ち去り・・・恥ずかしかった・・・
会場のドア開けたら2Rが始まってて・・・さっそく松井が下になってガードしてまし た(- -;
ああ、なんだ。又このパターンか松井さん!と思い売店へ引き返して
#先ほどとは違う売店。
#ホラ、もう一度戻ると売店で買わないとイケナイ雰囲気が生まれそうでしたし

フランクフルトか?ポテトドッグか?数秒悩んだ挙句
若干値段が高くなるも食べ応えがありそうなポテトドッグを購入。
#ポテトドッグ:芋をフライしたものを3つ棒に刺したものです

再度、会場のドアを開けると先ほどと同じ絵・・・松井が下に・・・
2Rが終る時のインターバル中に席に戻ろうと思いそのままドア近くで試合を見てました。
#400レベルの席は席間隔が狭いの試合中に動くと大変邪魔になる為に自粛

その後、ホドリゴの裸絞めも鉄壁の守りで防いだ松井さん。3Rへ
その間に私は席へ戻り・・・ポテトドッグに付属のケチャップとマスタードを3つの具に
均等に塗しつつ、食べようかとしてたら3R初っ端、ホドリゴが速攻で〆落として試合 が終わり。
ホドリゴのセコンドのヘンゾも大喜びです(^^)

負けた松井はそそくさと退場。その点だけは素晴らしいものがあります。



第4試合
○カーロス・ニュートン(1R 7分16秒 腕ひしぎ逆十字固め)ペレ●
試合内容的にも濃く、予想通り玄人好みの流れにました。
そりゃも〜文章で表せない程・・・ってこの試合。なにか私の中で印象が薄まってま す(^^;
試合後にペレがニュートンを殴って乱闘に発展し掛けた?部分とか
その後にニュートンが通訳無しで「ミナサンオヒサシブリ」とかカタカナ発音の日本 語のマイクを
延々と披露していたのでそっちの印象が・・・

負けたペレはとても悔しそうでした。う〜んペレに期待してた私も・・・残念(- -;



第5試合
○ヒース・ヒーリング(3R 判定)イゴール・ボブチャンチン●
ビックカードで面白い試合になると思ったんですけどね〜凡戦に(- -;
入場時にボブチャンチンの顔色が悪かったので調子悪いのか?と思ったら・・・
ヒーリング184cm/115kg、ボブチャンチン176cm/108kgと
身長差から来るリーチに苦しんだ模様です>ボブチャンチン

ヒーリングもスタンドで勝負するとボブチャンチンの変則的なカウンターパンチを
怖がって二の足を踏み・・・グランドでは手足の長いヒーリングは有利に事を進めるも
イマイチ決め手に欠いてしまいました。
膠着はしてなかったけど、名前の割にツマラナイ試合をしたという印象しか残りませ ん(- -;


休憩明けに、暗転し
をを!なにかイベントでも?と誰か来場して挨拶とかするのかな?と
近い席では「猪木〜!!」とせっかちに叫ぶ人も(^^;
けど、何も誰も来ず・・・ストレートに試合前のプロモが流れました。

休憩時間後に何もイベントが用意されていないPRIDEは珍しいかと
アッサリ風味でそれが好きな人。
嫌いな人で分かれる処です。
猪木さんが来ないという事はPRIDE離れの兆候?
それとも新日本一本槍に路線を修正したのでしょうか?すこしだけモノ足りず



第6試合
○ドン・フライ(3R 判定)ケン・シャムロック●
私が推す。今大会のMVP試合です(^^)/

なによりも今大会で唯一ストーリー性のある試合だからです。
戦前から噂されていたガチンコLvでの両者の不仲説とそれを裏付けるエピソードの数々(^^;
両者共にプロレスラーなので煽る。煽る。

PRIDEでは恒例になってる試合前の紹介VTRでも
フライ「シャムロックは一流のファイターだが人間としては最低な奴だ」と言えば
シャムロック「奴はチンピラだ」と返す・・・

本当にガチンコLvで仲が悪いのか?自分自身の中で演出されたものもあるのか?
判りませんが1番HeATしてます(^^;
熱い!熱過ぎる両者の舌戦・・・リングの上でジャッジの指示を確認する睨みあいの 場面も
両者、真っ直ぐに相手を見て凄い迫力が・・・

試合の殆どは相撲から相手を掴み合っての脇腹パンチに終始
#何故か?ドンフライの会場人気が高く
#シャムロック=ヒール。フライ=ベビーとの図式が出来上がってました(^^;

フライがシャムロックの脇腹にパンチを入れる毎に会場全体で合いの手を入れるとゆ〜
不思議な現象がぁ・・・

1R後半。グラウンドに持ち込まれてシャムロックがヒールホールドを極めます。
捻り上げるシャムロック!耐えるフライ・・・
完全に極まってる状態から絞り込み続けるシャムロック・・・うう、フライは耐えて ます。
意地でもタップアウトしたくないのでしょう
VT戦なのでここで終っても可笑しくないんですけど、その耐える姿に会場は大フライ コールが起こり
そんなヒールホールドが極まっまま1Rが終了し、ゴングに救われました。

インターバルに入ってフライが自分の足で立てるか?不安でしたがなんとか立てて少 しホッ・・・
足がどうにかなっていたら洒落にならんです(- -;
一応、シューズの上からテーピングしてましたけど、アレって効果薄いような・・・

2R目は組み合った相撲のまま、相手を掴み合っての脇腹パンチ合戦・・・
3R目にとうとう顔面パンチの打ち合いになりフライのフックが数発マトモに入り
シャムロックは膝から崩れ落ちダウン!!
#島田レフリーならこの時点でストップでしょう。この試合のレフリーは別の人

ダウンしたシャムロックを放さずグラウンドで勝負に出るフライですが
持ち直したシャムロックが上に乗ってくんずほぐれて・・・グラウンドでのパンチの 打ち合い
ヘロヘロのシャムロックは起死回生と1Rで攻め続けたヒールを獲りに行き
再度ヒールホールド!!!今度も絞り上げます・・・ああ、フライ逃げないと不味い!!
会場もそんな空気が支配し再度フライコールが鳴り響く中、フライもシャムロックの 足を獲り
UWFでは懐かしの両者Wヒールホールド状態に!!!!

そこで試合終了のゴングが鳴り
正しく両リンに近い形で試合は終わりました。
凄い!!まるで筋書きがあるかの如く見事な幕引き(^^)/

で、更にゴング終了後、あれだけ両者の事をウンコだ!糞だ!罵り合っていた両者が
抱き合ってお互いの健闘を称え合うとゆ〜感動のフィナーレがぁ!!!!
判定は2-1でフライの勝ちとなりましたが勝者のフライがシャムロックの腕を上げて称 えるなど
正しく、ノーサイド状態。フライ-シャムロック劇場は有終の美を飾りました。

最期にリングに残ったフライはお世話になった家族、知り合いの名前を挙げる
米国人ならスタンダート化したハリウッド方式の演説を披露しご満悦(^^)
#すこし長いマイクアピールだったのでそこは減点対象に

PRIDEのリングで見事なプロレスをやってのけたフライ-シャムロック劇場は
今大会のMVPかと思い升。
他の試合が霞むぐらいに印象度が高かったです。



第7試合
●エンセン井上(1R 6分17秒 三角締め)アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ○
先にエンセンが入場。
入場ゲート横の観客席両脇にはエンセン軍団?が居てエンセン登りを掲げて応援して ました。
聞いたことのないテーマ曲が流れてアレ??と思ってると入場してくるエンセンは
登りを掲げてるエンセン軍団一人、一人に対して熱いハグをしてました・・・
エンセン流に言わせると死地へと向かう前のお別れ?

でそこから前までの定番だったテーマ曲
「エ〜エンセェ〜ン〜***〜いのうえ〜〜〜いのうえ〜〜〜」
が流れ初めてををリミックスVer.だったのかあ・・・曲に乗ってゆ〜っくりと入場。
花道横の席には奥さんの山本美優さんも泣き顔で応援
場内には信者達の歓声が木霊しておりました。

エンセン井上は同会場、さいたまSアリーナの施設内のジムでインストラクターをして るので
ここはエンセンにとってホームなんですね。ジム生とかも応援してるのでしょう。

対するノゲイラはフード付きのガウンを目深に被りシャドーを繰り返して入場。
ハッキリ言って目茶強そうなオーラが出て升(^^;
試合はノゲイラが序盤から寝技に誘い込み、グラウンドの展開になると終始圧倒!
横綱相撲でした。

エンセンは完全にコントロールされてしまい防戦一方となり
ノゲイラは早々と腕を極めます。しかし、エンセンはタップしない・・・
意地でもタップしないのがエンセンの「大和魂」なのでしょう・・・けど完全に極ま ってて
タップしないのはどうかと・・・ノゲイラも腕を折るのが怖くなったようで自ら放し ます(^^;

で、ノゲイラは又すぐにグラクンドへ持ち込み下からの三角締めでエンセンを〆落とし
それをレフリーが確認して試合が終了。
余りにも見事なノゲイラの柔術のテクニックに見とれてしまいボーっとしてて見逃し てしまったんですが
試合終了のゴングと共にエンセンのセコンド陣らがレフリーを突き飛ばして
エンセンに駆け寄ったらしく試合終了してるのにセコンド陣へイエローカードが出さ れます(- -;

試合後には勝利者のノゲイラにトロフィーと賞金を渡すセレモニーが有り
その間に蘇生したエンセンはしっかりとマイクを持ってリング上に残ります・・・
先にリングを下りるノゲイラも何故か釈然としないようで何度もセコンド陣に
「俺が勝ったのに何故?あいつがマイクを持って居座続けるのか?」と聞いていたよ うでした。

エンセンのマイクが始まり「ノゲイラハツヨイネー」とか喋りだし
去年のテロの事件からうんねんで米軍に行くいきさつ語り・・・そこで観客の不満が 爆発!!!
有終の美を飾れると思っていたエンセンに明らかな誤解が有ったようで
信者の意外の観客から「そんな自己満足に浸る行為は止めろ!!!」との大ブーイン グが発生

私もアテツケにノゲイラコールを送ってしまいました(^^;
なかには帰れコールも・・・

そんな罵声が飛び交う中、エンセンの英語マイクが延々と続き
ブーイングの中、聞き取れないまでも悪質なスラングも喋ってたような感じで
通訳もされず・・・多分、汚い言葉とか、聞くに堪えない発言満載だったのでしょう(- -;

で、エンセンのマイク間、ノゲイラはリングサイドに残り
プライドの怪人と言われてる百瀬氏と握手&撮影したりしてました。

エンセンが言いたい事を言い終わりやっと帰ると
次は勝利者であるノゲイラのマイクです。これにはみんなも歓声を送り
ノゲイラの日本が大好きです風の英語マイクに場内拍手!!
最期にノゲイラのマイクが有ったから良かったものの、エンセンの自己満足マイク
自己満足なセコンド陣・・・エンセン軍団らが放つMyワールドの嫌な空気にPRIDEのマ ットが
汚染されてしまいました。

試合後のプレスインタビューでノゲイラは
「(エンセンは)あのままではタップしないと思い、腕、肩を痛めさせない絞め方に 変えた」と
状況を判ってて、戦法を変えるとゆ〜驚愕の横綱振りも確認されました。
凄い!ノゲイラは・・・こりゃ脱帽しますよ〜日本人選手のLvが遥か彼方に感じます(^^;

PRIDEのマットを汚染したエンセン・・・大会開催前に前科者になり
フジTvは地上波でエンセンの試合を放送するを自粛。
妥当な判断と思いますがそれに割を食ったノゲイラが可哀相です。
試合後一連のパフォーマンスも不快なものでしたし
エンセンさん早く兵役について世界平和実現の為に活躍して下さい!って感じです。

リング外では著しく評価を落として場内からブーイングも浴びる程に
地に落ちたエンセンですけどリングの中。試合内容は松井(切り込み隊長)よりも全然 面白いから
その部分だけは評価されるべきだと思い升(^^;



第8試合<PRIDEミドル級チャンピオンシップ>
●田村潔司(2R 2分28秒 KO)ヴァンダレイ・シウバ○
前々の試合からリングスファンらしい野次がどこかしこに聞こえたので
これはリングス難民がPRIDEに流れ着いたな( ̄ー ̄)ニヤリッ
と思ってたらその通り。

メインの試合が始まる前に暗転した場内に田村コールが・・・
桜庭コールと違うのは声援に怨念が乗ってるような絞り上げる声とゆ〜事だと思います。
ライトなファンでは無い、田村もしくはリングスを追ったファンの悲痛な叫び?なのかと

試合前の選手紹介VTRにイキナリUWFのマークと共に
田村の経歴とUインター時代のスナップが写り燃え上がりものが!!!
やっぱりUWFのマークが担ぎされると条件反射で燃えてしまうのです(^^;

田村が喋ってる部分のBGMに聞き覚えのある曲が流れて・・・
アレ?これは全日本プロレスの・・・ああ!太陽ケアの曲だぁ!!!
何故に田村と太陽ケア?と謎な部分も
#多分も選曲の時の権利関係でOKだったんでしょうけど選曲理由が不明(^^;

KoKのヘンゾvs田村戦のように田村がUWFのテーマ曲で入場してくれれば・・・と
若干期待してましたが田村が使った曲は自分の曲でした。
逆にそこがリングス難民を刺激したらしく田村ファンにお馴染みの合いの手を入れて
ムードが高まってきます。

試合前にセコンド陣に誰が付くのか?そこも興味深々で
自分の道場生らか?インター繋がりで参謀の宮戸氏?
もしかして府川由美か?とか<田村道場のインストラクター繋がり(^^;

なんと!なんと!!リングスjapan夢の再集結!!!
高坂と坂田がセコンドに!!!リングスファンは大盛り上がり(^^)/
#けど、田村と坂田はJapanから離脱したから実際は憎憎しいのかしら??

小太刀を持ってリングに上がりお馴染みの四方に深深とお辞儀・・・ストイック過ぎる
田村はOPの選手紹介の時から己の内側に入ってて
ノゲイラとかシウバはにこやかに客席へ手を振って声援に応えてるのに
田村は一人。腕組みしたまま俯いてました(^^;

ス、ストイック過ぎる・・・UWF二世代目は何故か?
ストイックに自分を追い詰める傾向にあるようで・・・
第一世代の前田、高田、佐山、山アとかだとある程度吹っ切れてる部分もあるんですけど
田村、船木、鈴木の第二世代、いわゆる新生U世代はストイックさが際立ってるような 気がします(^^;

ミドル級王者シウバの入場はいつも通りのヤバ過ぎる顔つきでした・・・
殺人者みたいな顔・・・目線が定まって一点を見つめたままの入場。怖すぎなので す・・・
リングに入る前のレフリーチェックの時から田村の居る方向一点を見つめて
既に殺る気モード入ってます。

今回はPRIDE初のタイトルマッチ防衛戦なので両国家斉唱とか
タイトルマッチ宣言をDSE代表森下氏が読み上げたりタイトルへの格付け行為が行われ てました。
その儀式が若干試合前の緊張感を奪ったような気も・・・少し改善が必要かと
タイトルマッチ宣言読み上げは選手入場前でも良かったかもしれません・・・

1Rスタンドでの勝負からグランドに入り・・・終始シウバが上になり
上からパンチをボコボコ入れてました。
そういえば田村はKoKルールには馴れているけどグラウンドでの顔面パンチ有りルールの
経験が少ないのです・・・試合中、田村が下になって殴られ続ける絵を見て
ハタと気づきました(- -;

執拗に上からコツコツパンチを当てて行くシウバ・・・田村の顔面に血塗れに・・・
鼻血が顔中に飛び散ってそれを又シウバのパンチがかき混ぜるとゆう地獄絵図に
1R後半はず〜っと下になって殴られ続けて最期の数分間は耐える時間だった田村
インターバルの時間で顔面の血を拭き取りUFCで実績の有る高坂のアドバイスに頷いて る様子が
オーロラビジョンに写りました。

こ、高坂・・・策はないのか・・・と(T_T)

2Rが始まって顔が恐ろしく腫れ上がった田村がスタンドで勝負!!
・・・その結果シウバの気持ち良く振りぬいたパンチ一閃を田村の顔面がモロに貰い前のめりに崩れてダウン!

この試合は島田レフリーなのでこの時点でストップ!!KO負けとなりました。
ジャッジが下された瞬間は少し早いかな?<シャムロックvsフライ戦は続行したから・・・と思いましたが
その止めた瞬間のVTRがビジョンでリプレイされた時に確認したら
ダウンしたノーガード状態の田村の頭を蹴り上げようとしてる恐ろしいシウバが写っ てました(- -;
お、恐ろし過ぎるし・・・止めて正解だったかと

シウバの防衛を祝う意味で銀テープが爆音とともにアリーナ席に舞い。大喜びのシウバ・・・
敗者の田村はヒッソリとタオルで顔を隠して退場しました。

丁度、私の席側の方向に帰る田村を上から見送れました・・・無念
あとはパンクラス、グラバカ勢の参戦のみが日本人選手の頼みの綱となってしまいま した。

全イベントが終了して時計をみたら20:50過ぎ
16:00開始なので賞味5時間のロング興行になってしまいました・・・
今回は判定決着の試合が多かったのですが何故か?そんなに疲れませんでした。
ツマラナイ試合は途中で諦めて気を抜いて観たせいか?
私のバイオリズムが良かっただけなのか?わかりませんが今回はそれほど苦痛ではな かったです。

帰りにさいたまアリーナと合体してる建物のショッピングモール内に入ってる
そじ坊でざる蕎麦と麦酒、冷酒を食し
閉店時間になったので(22:00位?あの辺は店が閉まるの早いんですよね)追い出され
電車に揺られて家に着いたのが24:00前・・・正直、さいたまアリーナは会場としての
音響設備も整ってるし、リングも見やすいけども遠いんですよね〜会場までが・・・

あ、あと全日本プロレス武道館大会の再放送PPVを買おうかな?とすこ〜し悩んでいたら
携帯の方にメール着信が有り・・・それは武道館の方を観戦していた知り合いの人からの
メールだったんですがそのメールの題名が川田激勝!
・・・と題名から結果のネタバレ佳容!!

う〜ん・・・なんでもかんでも情報が早いほうがいいとは限らないですね
ある種、自分でゲートウェイを閉じて情報の摂取の仕方も考えないとイケマセン・・・
ま、そんな処でございます。