アルシオンが博打に打って出た女子プロ界でも久々に規模のデカイ会場で行われたビックマッチ
5.11有明コロシアムを観戦レポになり升。

会場は2階スタンド席を完全閉鎖の縮小バージョンで使われていました。

吃驚したのはリングを真上から照らす照明が無かった事
普通、大会場のビックマッチになると鉄骨の照明櫓みたいなのを組んだり
もしくは上から照明装置を吊ったりするものだとばかりに頭の中に刻み込まれていたので
リングの周りに何も存在しないので違和感を感じました。

メインの照明は1Fスタンド席に置かれたナイター設備のような
照明スタンドで、それが四方に置かれて遠くからリングを照らようになっており
室内に居るのに照明の印象は野外会場(^^;
野外で試合が行われているかのような錯覚を憶えます・・・

リングの周りのアリーナ席は空席が少し見えるものの満席とギリギリ言える感じ
1Fスタンド席は各所に空席がチラホラ
何側か?判りませんがに大きな照明設置された方面は
#アルシオンガールズが試合毎にプラカードを持って登場した方

はガラガラ・・・ワザと客席を詰めたのかな?
縮小Ver.で正味、6割ぐらいの観衆だったでしょうか?
人数にしてみると3000人ちょい位??
スタンド席は招待客(読売系の引き換え券)や団体招待客が多数(^^;
プロレス界の利益構造というかバランスシートは謎が多いです。

よくこんなんで回ってるよなぁと

私達(MLで申し合わせたように4人で観戦)は会場すぐに入場したので
開始時間16:00を過ぎた頃にアルシオンガールズの
「只今、開始時間が入場制限により大幅に遅れています。暫くお待ち下さい」
の謎アナウンスに少しイラつきました。

何?その入場制限って??
何処をどう見ても席は余りきっていたのですが(^^;

そういえば開場時間のダイブ前に有明コロシアム入り口で
人と待ち合わせしていたらノーメイクのファングがウロウロしていて
関係者口からそそくさと開場へ入っていきました。何しに来ていた?

参加全選手の入場式の後試合開始〜


第1試合(30分1本勝負) 4コーナー・イリミネーションマッチ
<アルシオン&JWP> 高瀬玲奈、米山香織
<全女> 西尾美香、前村早紀
 MARU、山本千歳
 桑田真理、小河真子

簡単に試合形式を説明すると各団体のタッグチームがコーナーの四隅に
陣取り、タッグマッチをすると
基本的にリング上は1対1の対決になります。
自軍のコーナーで無くても余所の団体の人とタッチ可能です。
#タッチ後は自軍のコーナーに戻る

このごちゃごちゃな試合形式で目立ったのは
全女の前村とJdのMARU
前者は株を上げ後者は株を下げました(- -;

事が起こったのは前半ぐらいからで
Jd軍へタッチされて飛び出したMARUが何を思ったか?
自軍コーナーに控える山本を速攻攻撃・・・( ゜Д゜)ハァ?
お前、何やってんの?と

場内の客はその行為にシラ〜っと白けるというか、凍りついてました(- -;

Jd内の閉じた抗争劇で山本とMaruは確かに争ってる最中であるのですが
そんな局地的に行われているストーリーを知っているのは広く観てる女子ヲタか?
Jdファンだけでアルシオンオンリーの人、全女勢を応援しに来たファンの知る良しもありません
ここは団体の代表としてJd自体の素晴らしさを普段観に来ないファン層へ
広める場所と時間であって己の主張は二の次の筈なのに・・・

そんなクラクラ目眩が起こるMARUの暴走は続き
山本をヒタスラ攻撃・・・山本がリングに出て他団体の選手に遣られても
助けにもイカズ・・・

そこに天使光臨\(´∀`)/
全女の前村はコスチューム解禁により地味な水着からヒラヒラ輝いたコスで
リングに登場し、阿呆な暴走を続けるMARUと対戦すると
少し前まではチビでヤラレ役だった彼女の底力に驚くのでした(^^)

MARUのドロップキック連発を楽々受け流す前村(^^)/
凄い!!全女で過酷な試合を続けている早紀ちゃんは塩団体で
隔離されているMARUを力押しで押し返す勢いで攻め続ける!!!

前村の急成長振りに驚き、MARUのヘナチョコ振りが際立った印象的な
光景でございました(- -;
試合中盤の主役は間違い無く前村!!
5.2新日本ドームに続き全女ismを又も見せつける格好に

試合は前村の活躍が終った後、全員による集中攻撃を受け
ソソクサとMARUがマフラーホールドで前村からギブアップを取り
その後、山本がLLの選手に捕まりフォール負け<MARUはここで助けに逝かず
LLvsアルシ&JWPになり、最後はホームである高瀬がフォールを取り
高瀬&米山組の勝利となります。

○MARU(12分14秒、ストレッチ・マフラー)●前村早紀>全女退場
○桑田真理(14分27秒、バックフリップ→体固め)●山本千歳>Jd'退場
○高瀬玲奈(17分18秒、ダイビング・ヘッドバット→片エビ固め)●小河真子>LLPW退場
最後まで残った高瀬玲奈&米山香織組の勝利

試合が終った後、四方に礼をして帰った西尾と前村
フテ腐れ顔で速攻帰ったMARU・・・
ホームなのに目立てなかった高瀬(^^; <少し残念だったかも

ま、けど高瀬はこの連中の中で頭一つ出た実力の持ち主なので
レベルが合わなかったのかもしれません。勝利を飾れただけで良しという感じでしょうか


第2試合(時間無制限1本勝負)マスカラ・コントラ・マスカラ
○baby A(7分27秒、変形卍固め)レディ・ペンタゴン●
客の反応がイマイチな試合・・・
baby Aが出したジャベ系の関節技で速攻終了<8分位?

レディ・ペンタゴンは自らマスクを脱いで本名の
「マリア・グアダルーペ・デル・カルメン・オルベラ・ソリス」とアナウンスされるも
誰も知らず┐(´ー`)┌

勝利者のbaby Aは後の試合のセコンド業務で楽しませてくれました
(動きが可愛い)正しくマスコット的なキャラですね。
マスク被せた小川社長の判断は正解だと思い升


第3試合(20分1本勝負)
ファビーアパッチェ&○日向あずみvsマリーアパッチェ●&倉垣 翼
(10分34秒、みちのくドライバーII→片エビ固め)
生倉垣を観れただけで感激です。
JWPファンが「翼〜」コールを送っていたので負けじと声援を送りました。それだけで満足(^^)


第4試合(30分1本勝負)
●バイオニック・J (8分5秒、変形ストレッチホールド)渡辺智子○
全女ファンの声援を受けたナベが無難に勝利です。
ナベ的には消化試合だったのかも?


第5試合(30分1本勝負)
●玉田凛映(9分26秒、カカト落とし→片エビ固め)前川久美子○
中々、休憩に入らないので前半トイレにいってました(^^;
中盤から試合を観ると終始、前川が推してる試合で
最後もキックからのフォールだったような<オボロゲな記憶

全女の同期生対決なんですが玉田はオバサンに成り果ててしまったとの印象が強く残る・・・


第6試合(60分1本勝負)
<第5代WWWA世界スーパーライト級王座決定戦>
○藤田愛 (片エビ固め16:10) 納見佳容●

納見を応援していた私はしょんぼり(- -;
最後の勝負タイムでの攻防で納見が放ったフィッシャーマンバスタさえ決まっていたら・・・
その後も回転十字固めを繰り出すも外され
ガングロ天使によるファイヤーバード・スプラッシュで圧殺・・・
納見君負けちゃいましたぁ(T_T)


やっと休憩
アルシオンガールズに無駄な声援を送る私等
広いコロシアム内において対の関係になるこの奇妙なやり取りがナントモ(^^;


第7試合(60分1本勝負)<オール・パシフィック選手権試合>
○中西百重(モモ☆ラッチ28:20)AKINO●
 終始ハイスパットながら、途中で秋野が足を痛めて試合中断
ドクターチェックなどがあったりして心配しましたが
この試合後のメイン戦などはマスクを被ってセコンドに付いていたのでそれ程の怪我でもないんでしょう。

試合で騒いでいたモモファンに対抗し中西コールを送ったり(^^;
実質この試合がメイン。次の試合は特別試合、大会上のメインはオマケという雰囲気でした。


第8試合(30分1本勝負)
吉田万里子&GAMI with ○ロッシー(スクールボーイ23:33)堀田祐美子●&高橋奈苗
ロッシーは白いタキシードとタイガーマスクの覆面を被って登場
堀田様は執拗にロッシーを追い掛け・・・その追跡劇が面白過ぎて
リングで戦ってるナナ、吉田、GAMIには余り注目が行かず(^^;

仕方ないから選手も場外乱闘に絡み
放送席の長机の上で吉田とロッシーがツープラトンパイルドライバーを
高橋に炸裂させてナナは無駄な流血をする羽目に(- -;

それから机の切れ端で殴られたり
場外フェンスを越えた客席までロッシーを追いかけに行ったら
客(中西、秋野戦の試合前に花束を贈呈していた人)に掴みかかられるなどの
独りエクストリームマッチ状態でした>ナナエ

そんな熱い試合をしてる最中も堀田様をロッシーを捕まえる事だけに集中していて
#見るに見かねて納見君が途中参戦しましたが

中盤、ついに場外で捕まったロッシーは堀田様にボコボコにされ
大流血・・・顔面真っ赤のグレートムタ状態で暫く場外でダウン
体力回復に伴い高瀬に抱えられてエプロンサイドまで戻ってくると
カウントを数えてるレフリーの足を引っ張る妨害行為をしてファンにアピール

その勢いでコーナーに戻り、試合に再度加わると
GAMIとの合体技(OH砲のパクリで合体STO)で堀田様を駆り
サミンング攻撃のアシストを受けてスクールボーイで堀田様から3カウントを奪う
快挙を成し遂げました。

なんとも馬鹿なお話ですが(´ー`)

怒りの全女ファンは怒りを表に出して会場から撤収〜
座っていたスタンド席通路を撤収していく全女ファンのHeat振りといったらモ〜
「ふざけんなぁyo」って悪態つきながらでしたから相当なモノでしょう。

観衆的にもここが盛り上がりのピークだったと思い升。


第9試合(30分1本勝負)<クイーン・オブ・アルシオン・タイトルマッチ>
○ライオネス飛鳥(片エビ固め22:18)大向美智子●
熱心な全女ファンが会場を去り
残りの「一応、全部観ておこう」という人達も長時間興行の弊害で
疲れが出ており、この試合メインのタイトルマッチなのに関らず
序盤10分程のリング上の攻防には冷めた反応で場内が白けてました(- -;

それなら!と飛鳥の方が大向を場外まで引っ張っていき
客席を連れまわし、場内の停滞した雰囲気を強引に掻き回す辺り
ベテランの意地というか柔軟性を感じました。

リングに戻り、そこそこシリアスな攻防が続く中
飛鳥の浴びせ蹴りが大向の頭部、後頭部、延髄の周辺に次々Hit!
首の周りが故障してる大向には辛すぎる攻撃に観てて心配になってくると

この辺から村山レフリーの至れりつくせりな大向寄りのジャッジに傾きだすのです・・・

特に見え見えなのは
大向がダウンしてダウンカウントを取る最中に飛鳥が大向を引き起こそうとすると
村山レフリーが飛鳥をガッチリガード。カウントを途中で止めて飛鳥を食い止める事のみ
集中して何かを待ってるかのように飛鳥を押さえていると
蘇生した大向が中腰になっている村山レフリーを踏み台にしての
シャイニング・ウイザードを一閃

これは明らかに村山レフリーとの合体技なのでは?と(´ー`)

終盤になるとシャイニング・ウイザードを連発する大向
しかし、それを余裕でタイミングを合わせて両腕でブロックする飛鳥
もう、飛鳥にはシャイニング・ウイザード効かないだろ?と思ってたら
何故か??(勝負タイムのリミットが来た?)ガードを解いて敢えて一発受けると
すぐ蘇生、自身の必殺技LSDを大向に決めるも村山レフリーのカウントでは3に行かず(^^;

大向が最後に放ったシャイニング・ウイザードがもろに飛鳥の顎に入り
すぐ様フォール、しかし、ここでカウント1の時点で飛鳥は肩を上げてるんですよね(- -;
それを無視してカウントを数える村山レフリー(押さえ込んでる大向は判らないでし ょうが)

それで3が入り・・・大向がベルトを奪取・・・アルシオンのエースの肩書きを得ま した。

セコンドの秋野らが肩が上がってたyo!との必死の抗議も村山レフリーは受け付けず
ベルトは大向の元へ・・・

最後に飛鳥がリング上で残した言葉
「ライオネス飛鳥を倒した事がどれだけの事か判ってるのか?
女子プロ界を背負える器かどうか、これから戦いながら見極めさせて貰う」
との言葉に痺れました。プロフェッショナルで重いお言葉だと思い升

数年前までのアルシオンは
アジャ=文子の世代闘争が中心であくまで第三の存在だった大向
その後、奥津、府川ら人気レスラーが辞めていく中
新人問題の責任を取る形でアジャが抜け、そのポジションに飛鳥が転がり込み
エースに成るべき文子が抜けた今、はっきり行って棚ボタエースでしかない大向

今回は会社側の以降(この状況でビックマッチメインでタイトル戦)
レフリーのベルトを取らせてあげようとする姿勢
飛鳥の承諾(ってケツは決まってんのか?)によるベルト譲渡劇だったのかもしれません

16:00開始予定から20分程送れて始まった今大会
前半戦は早い時間で各試合が進行していたのでホッとしていたのですが
後半にいくに従い試合時間が長くなり、最後メインに着く頃には息切れしてしまい

メイン終了がだいたい20:30頃。約4時間半。
私等は開場1時間前から現地に居たので5時間半・・・体力的に疲れるイベントでした。