千葉にあるK-DOJOの平日木曜日興行に行ってきました。そのレポになります。

GWを挟んで5月は中々、平日の道場マッチへいく機会がなく
気づくと二週間以上も足が遠のいていました。
他の団体なら一ヶ月、二ヶ月期間が空こうが私的にはソレが普通の感覚ですが
#実際に全日本、Noah等ビックマッチにしか足を運ばない為
#まあ、一ヶ月の内に何度も同じ団体へ足を運ぶ方が珍しいと

K-DOJOは毎週、火木土の週三回のサイクルでイベントが開かれてる為に
二週間足を運んでいないだけで凄い喪失感が生まれてきます。
今日は少し遅れて到着した為にOPで絶叫するリングアナ
カロリーナ節を道場の外で聞く事に・・・

あれ?前来た時よりも客席からのリアクション大になってるような・・・と
変化を感じたら道場内の雰囲気が少し変化していて

みんなお気に入りの選手を見つけ
本来ヒールであるX達を応援する人有り
特定の選手に紙テを投げる職人が付いたり(お船ちゃんと真霜のみ)
中々イイ傾向だと思い升。
これは悪いことじゃない!むしろ(゜∀゜)イイことなんだ。と

それにしても未だ粗品(選手の写真二枚)と麦茶のサービスが続いている事に驚きました(^^;
何時まで続くのかな


第1試合
●十島くにお(4分15秒 高角度前方回転エビ固め)PSYCHO○
二週間振りに観るK-DOJOの第1試合が十島の試合というのはイイ!!
気合が入るというか観ているこちらが乗れます(^^)
血の気の多い十島と不思議キャラのPSYCHOのシングル戦は両者のキャラが際立った
コントラストがついて非常に面白かったです。

初っ端、十島が一方的にPSYCHOへメンチを切り
それを無視し、マイペースで何時もの動きをするPSYCHO
勢いのイイ十島はそれを許さず、打撃技、ストンピングなどでPSYCHOをテイクダンし
マウントに乗ってボコボコ殴られリング中央で痛そうな
ボデシスラムを数発放ち一方的な展開に

ああ、このまま志賀体型なPSYCHOは受け続けるのかぁ・・・
と思ったら全身バネな身体を駆使した打点の高いドロップキックを十島に放ち
逆転、そこから必殺技のレシーボ(ブッカーTの使うシザースキックのような)を放つも
空振り、十島がPSYCHOを捕まえ必殺技のバックドロップ(これ一発で大体試合が終る)に
持ち上げてるとPSYCHOがソレを交わし、十島に飛び掛ると前方回転エビで固めて、そのまま3カウント

「えー」と思わずこんな古典的且つ、基本的な技と攻防で試合が終ってしまうのに驚きました(^^)
十島はこの3に納得がイカナイらしく試合後もレフリーに詰めより
「3入ってねぇだろ!やり直しさせろ」とかなんとか、ぶーぶー文句を言った後に
怒りの形相で帰り、それを横で見ながらPSYCHOは無表情で撤収

両極端なキャラクタ同士がぶっかった濃い4分間に初っ端から大満足


第2試合
●お船(5分27秒 小Xハンマ>片エビ固め)X no.2○
女子vs男子のシングルが平気で組まれるK-DOJOならではのカードです。
お船ちゃんの小気味いい動きは相変わらずで
時折、小橋(現Noah)ばりの水平チョップを打つのに驚き升<威力は段違いだけども
中々いい感じでお船ちゃんペースで試合を進めていて
終盤、フロントネックロックをX no.2に極めていた時はもしや勝てるかも?と
錯覚すらしました・・・が

ここでお船ちゃんの抗争相手で有るDJニラと境摩夜が花道から乱入
DJニラがレフリーの目を引き付けている隙に境摩夜が試合に乱入。
なにやら技を放ってお船ちゃんのダウンを確認したら「も〜いいやぁ」って軽く撤収(^^;

そこからX no.2が必殺技を出して試合終了
DJニラ達のK-BLOOD対お船ちゃんという単純明快な敵対関係がイイ!


第3試合
○真霜拳號(9分44秒 リングアウト)Mr.X●
をを!!今日は真霜のシングルマッチが見れるんかぁと
K-DOJOはカード当日発表&リングアナコール時まで秘密なので
自分の好きな選手が出てくると嬉しいものがあります(^^)

真霜はリングに入る前、ロープを潜る瞬間の仕草
#相手が襲ってきやしないかと、過剰に警戒する

リングに入ってからの佇まいが新人選手らしからぬ素晴らしいものがあります。
何故か、真霜がリングに居るだけで緊張感が生まれるというか
前の試合のコメディタッチな空気が遮断されてしまうのですね。これが

リング中央での手の取り合いから始まるレトロな攻防で始まったこの試合は
試合の7割、Mr.Xが真霜の左腕を集中攻撃。色々なパターンで左腕を攻めていて

昔の全日本プロレス解説席に座っていた馬場さんがいつも言っていた
「腕なら腕、足なら足と一点に絞って攻めるべきで
最近の選手はバラバラに攻めてるから駄目なんだ」との言葉を思い出すような
正しく忠実にソレ(一点集中)を実行しているMr.Xと
耐える真霜という燃える構図が出来上がっていました。K-DOJOイイ!!

場内に響く重い蹴りをMr.Xにぶち込んで形勢を逆転した真霜
その後もコーナーに詰めての膝攻撃、など蹴り主体の攻めで押していましたが
Mr.Xに場外戦へ持ち込まれ場外でも真霜の左腕を狙う徹底振りで
真霜が苦しむ中レフリーが場外カウントを数えます。

カウントが12を超えた辺りでも未だ場外で揉み合いになり
カウント15ぐらいで真霜がハイキックでMr.Xを捉え
#丁度私の側の場外戦だったので目の前、1m無い距離での場外戦なので
#臨場感は堪らないものがあります。

で、そんなで驚いてる最中に「X〜」という声とともにエプロンの下から
もう独りのX、多分先ほど試合したX no.2が出現!
出てきて速攻、真霜の後ろ回し蹴りを食らいX no.2も同じくダウン(^^;

そんな流れるような展開がある中で場外カウントは数えられ
真霜はクルリとリングインしてX二人は場外で蹲ったママ、場外カウントは20に

今日はこの第三試合がMVPだと思い升。
昭和チックというか、試合の始まり方、進み方、終わり方
全てにおいてレトロな懐かしさを感じる好勝負。
色気漂う真霜とMr.X、乱入したX no.2全員が世界を構築していました。


休憩
DJニラと境摩夜が売店にてサイン会。少し興味があったんですが行かず(^^;
DJニラの馬鹿トークを聞きに行けばよかったかも


第4試合
●マイクリーjr (5分28秒 デスペナルティ>片エビ固め)MIYAWAKI○
こ、これは塩なカードになるやも・・・と心配しましたが
そこはMIYAWAKIも判っていたらしく、リングに上がった早々、マイクで

「Waht, the, hell, are, you, doing ?(不自然な程ゆっくりと発音、何故?)
マイクリー、お前そんなチャラチャラした格好しやがって大体、何のJr.なんだよ
俺はお前の戦績を調べたんだがな〜今まで全敗だ!(元Jdの松尾、もしくは元アルシオンの山縣状態)
お前、もうプロレス辞めた方がいいんじゃねぇの?」

キ、キツ過ぎるマイク(((^^;
そこまで言われたら〜と奮起するマイクリー
ガンガン攻めるも良い処で単発に終ってしまい・・・攻め切れないマイクリー
#途中、いい感じで地獄好突きがMIYAWAKIの喉に入るもその後に繋げず
#客席からは半官びいきからか?マイクリーへの声援が少し飛んだんですがねぇ

最後、MIYAWAKIの必殺技デスペナルティを寸前で切り返すも
ヤハリ単発な動きで止められて結局は切り返した同じ技で破れました(- -;

試合後MIYAWAKIが再度マイクを持ってマイクリーを罵倒
土曜日の試合は柏とのシングル戦をやってやると営業も兼ねた後に撤収


第5試合
○Hi69&柏大五郎(8分18秒 トランスレイブ>片エビ固め)シルバーウルフ&X no.3●
なんか妙な組み合わせだなーと・・・このタッグマッチは
シルバーウルフはベルトを巻いて入場してきたので誰かから獲った?
ま、色々謎な部分が多いカードでしたが

本来ならばヒール側である筈のX no.3が他の3人に比べたら弱すぎて
柏とHi69に交代、交代で捕まるロンリーバトルを強いられて展開に
客の方が半官びいきになってきてX no.3へ声援が飛び
どっちがヒールなのか判らない妙な雰囲気になってました(^^;

最後はシルバーウルフが柏に分断され
フラフラ気味だったX no.3がHi69のトランスレイブ(シャイニングウィザードの ような)を
食らい試合終了。負けたけどもよく頑張ったでしょう〜という意味で
道場生に抱えられるX no.3の後ろ姿は拍手で見送られる事に・・・もしかしてX達は人気が出てきたのかも?

メイン終了後、売店ではHi69と柏のサインが開催され
(メインの勝利者にサイン会の権利が生まれる法則らしい)
数人のファンが囲んでいたから売店の横を通って帰り易かったです(^^;

帰り際、道場の横に犬が吼えていて道場犬か?新たな謎も生まれました。
道場を出ると丁度近くのバス亭に千葉行きのバスが到着。巧いタイミングで終るもんだなぁと
18:30開始 19:34頃終了の計一時間ちょい
お手頃な価格と気軽な時間拘束でK-DOJOのK-500は心地いい興行だと思い升。