2002.9.27 金曜日の全女。千葉公園体育館に行って来ました。
少し早め、17:40頃に現地に行き、御当地優待券にて\1000立ち見券を購入。
入り口の列整をしていたのはブッダマン氏・・・
トメゾー氏よりも人当たりマイルドでいいンですが
あの、客を口汚く罵る接客が妙に恋しかったりします (((´Д` )

で、ここで一旦、千葉駅に行きmishiiさんをお出迎え
ぴっくる氏も同じ時間に到着。三人が合流しました。
開始時間18:30から遅れる事、10分。会場に到着

・・・千葉公園にも当日券の罠が Σ ヽ(゜Д゜ )ノ 

私がチケットを購入した時には当日立ち見\3000(御当地優待券で\1000)が売られていたのに
開始時間過ぎに行ったらその1番安い区分が売り切れていました。

先の闘龍門千葉ポートアリーナサブでしたが、地方大会でも何でも
1番安い当日券を買うには販売開始時間に行って買っておかないとすぐに売り切れる
(と、裕香・・・団体側がキャパの余裕に関係無く枚数制限をする)
法則が普遍のモノになったとゆー事に・・・皆さんも気をつけましょう ((^^;

今度の10/20川崎市体育館も当日券狙いなので開場時間14:00前には行かないと・・・

場内に入ると練習生がTシャツ姿でスパーリングをしてます。
をを!!これが公開プロテスト!?
形式としては三人の練習生(小関香奈、廣瀬桂子、藤枝恵子)が
巴戦の形で次々、スパーを繰り返す形式でした。

全女練習生のスパーを見ていると、昨今の総合格闘技が流行なせいか?
処所に総合っぽ な動きが散りばめられていました・・・
こ、これは全女のムーブでは無いなぁと、思えるグラウンドでのバックの取り合い、
マウントポジションを獲ろうとする動作に
下になったらガードポジションで防御する姿勢、亀になって防御する事
Noah秋山張りのフロントネックロックを相手に極めたり
アームロックを獲ろうとする腕の取り合いから腕ひしぎへ移行する動作

打撃無しのアブダビコンバットのような試合の流れに
時たま、グラウンドで手詰まりになり膠着ブレイクがある等
全女のプロテストとは思えない総合チックな流れに暫し、唖然・・・

MLでも話題になっていた練習生の小関香奈。確かに長身です。
テストの順番は最後、二戦目から三戦目を相手を変えて連戦していました。
その長身から出る基礎体力、パワーの差が他の新人とは明らかで
小関だけがテスト中に押さえ込み式のフォールを1本獲ってました。

で・・・ここでヒデェ (+д+) と裕香〜、
テスト中に全女ismの真髄を垣間見るエピソードが

三本目の最後のテスト中、小関vs練習生がスパーをしていて残り時間20秒位でしょうか?
小関がフロントネックロックを極めて完全に入っていたンですね。
(スパー中に極ったのはこの時だけ)で、相手がタップしてたンです。

私は「ああ、タップした!」と思って1本なのかなあ?と思ってたら
レフリーがそれを無視・・・最初は小刻みだった練習生のタップ動作も
大げさにしてましたがそれすらも無視・・・
で、多分、極めてる小関としては相手がタップしてもレフリーが止めないンだから
そのまま絞め続けるとゆー感じで放しません ((((´Д` ;))

時間終了のゴングが鳴るまでの数秒間、練習生はタップしたまま
無視されて終了時間まで絞められ続けるとゆー誠に恐ろしい試練が与えられていたのです。

関節、絞め技が極ってもタップすら認められない全女のプロテスト恐ろし過ぎ・・・

あらゆるデスマッチ形式の試合、総合格闘技の試合の範疇を超えた
野試合、路上を想定した形式か?
道場破りを想定した相手を落とすか?腕や足を折るまで続ける
正に殺し合いの域に達する殺気溢れたものでした。

新人の小関香奈。確かにデカイのはいいンですが・・・
ビジュアル的には前川系・・・顔の系統で言うと元気美佐恵系 ((^^;
私は無条件で身体の大きいレスラーが好きな性質ですけど
う・・・こりゃ、乗れないなぁと。趣味の問題ですけどね。

プロテストが終了後は直ぐに試合開始。
Kissステージは無し・・・テロリスト閣下に至っては残念そうでしたが



第一試合
○納見佳容(片エビ固め 9:59)前村早紀●

納見君が第一試合とは豪華過ぎる!!
しかも早紀ちゃんとのドリームビジュアル対決が実現 (*´∀`*) 
納見君が早紀ちゃんに合わせるような形式で
久々に真後ろに落とすショルダースルーからの
押さえ込みをする納見君が見れました。貴重!

殆ど、早紀ちゃんが攻められていましたが
納見君からキャメルクラッチの体制から髪の毛を引っ張る攻めを受けると
逆に髪の毛を引っ張り返したり、噛みつかれたら噛みつき返す・・・等
先輩である納見君へも遠慮せずにガンガンやり返す辺り、負けん気の強さを伺え升>前村

力強いドロップキック、フライングメイヤーもバンバン出し
負けはしたものの前村。ここ1年で急激に力強くなってい升。
(1年前、デビュー何戦目かを後楽園で観た時の駄目振りを思い返すと)
これもJr.リーグ戦で同キャリアの他団体選手達と切磋琢磨した成果かと!!

プロテストで見た練習生達のLvといい確実に下の世代が育ってきてます。
彼女達が地道に成長している姿を見るに全女の未来もまずまず安泰かと



第二試合
○中西百重(片エビ固め 13:22)西尾美香●

これも豪華な第2試合。次期WWWA挑戦者(モモ)と全日本ジュニア王者(西尾)の対決。
西尾は新たな必殺技ジャーマンスープレックスを手にいれて力強くなりました。
(モモのトペも女子には珍しく一人だけで受けてました。
7.6大田区でココロの肉トペを一人で受け切って気絶>納見君に担がれて
途中退場した試練を得ての事でしょう)

モモからカウント2.9を獲る程になった西尾はもー煮塩ではありません ((^^;

Jr.リーグ戦で蓄積したものか?腰にグルグル巻かれたテーピングが痛々しかったです。
怪我に負けず、がんがれ!西尾 ( ゜Д゜)/

驚いたのは第1試合を終えたばかりの納見君がTシャツを上に羽織
試合途中からセコンドに付いた事・・・良く働くyo この娘は (∩Д`)゜。

客席から「モモー!!モモー!!モモー!!モモー!!」と
連呼するファン(推定10代の娘)が居ないのは寂しい事です。
あの東京ドーム提供試合の際もドームに木霊したのに今、何をしているンでしょうか?
地上波TVも打ち切られたから卒業しちゃったのかなあ (T_T)



第三試合
○伊藤薫(エビ固め 15:03)藤井巳幸●

藤井の過酷なチャレンジマッチ (´∀`;)
試合の9割5分はココロの厳しい攻めが続き升。
百獣の王ライオンは兎を倒す時も全力を尽すとゆー感じに脱出困難な逆エビ攻めにもがく藤井、
すこーしエルボー、ネックブリーカーで反撃するも
ぶちかまし、ケツ攻め等でココロ様に捕まり逆エビ攻め・・・

と、悪夢のようなデジャブが無限リピートされる感じ (T_T)

そんな試合でも後楽園のフリーク達よりも千葉公園の客の方が
ココロ様の活躍にリアクションが有るらしく(テロリスト閣下/談)

後半、ピーターソンロールでの丸め込み、ラ・マヒストラル等で追い込むを見せるも
藤井の地獄時間は15分も続く事になったれす ヽ(´Д`;)ノ

フォールを返せば更なる地獄が待ってるとゆー
この試合は自分自身との戦いだったりして・・・<藤井
#帰りはセコンドに背負われて帰る有様・・・ダメージ激重



休憩入り升。
立ち見ゾーンで見ていると当然の事ながら\1000追加で前の方で見れるYO!と
会場内チケット料金追加振替行為を宣伝する売り子が居るのです。
これ、前までトメゾー氏が例の口調で強気が売っていたンですが
今回はブッタマン氏・・・流石に押しが弱く売れてナサゲ・・・

う〜ん・・・トメゾー氏の毒舌が聞けない全女の会場がこんなに寂しいものだとは ( ;_ _)

アレはアレでマジにカチン!と来る ヽ(`Д´)ノ 時もありますけど
馴れれば馴染むとゆーか、欠かせないモノだったから

御当地であり、凱旋者である渡辺はリングサイドをふらふら歩き
地元知り合い等とニコヤカに談笑。
そう!この千葉公園はナベを祭り上げる為の大会ナンです!



第四試合
△高橋奈苗(時間切れ引き分け 30:00)前川久美子△

前川は御当地ではありませんが千葉県佐倉市出身なので千葉大会の時は人気あるンですわ。
この日も花束嬢(男性も)が一人、二人居て、前川へ渡してました。

場内的には信じられない事ですが大方、前川の声援で
リングサイド一列目に10人程陣取った前川応援団、他
二階席でも「KO勝ちしろ!」とかリングサイド全般においてナナよりも前川への声援が多かったです。

二人の激しい攻防と計4度位に渡る場外戦。
予想以上にマラソンマッチに突入〜気付いたら20分も経過していました。
ナナも新しい技であるムエタイで言う膝相撲を出したり
前川の武器である足殺しとして、逆エビ>フィギュアフォー等でじっくり攻めれば

前川はコーナーに詰めての踵落し(何度も避けられてましたが)
ローキック、ハイキック等をナナに打ち込み奮闘

25分過ぎる頃には二人ともフラフラな中、ナナのトップロープからの肉弾エルボードロップが決れば
前川がナナの後頭部にハイキックをブチ込み・・・と
ナナはナナラッカを二発を出すも何れともフォールを返され
もー手詰まりの中、前川が放った踵落しを食らいダウン!

フォールされている最中に試合時間終了のゴングが鳴り、30分時間切り引き分けに
スゲェ!何も変哲の無い千葉公園において
ジャパングランプリ公式戦のような熱い戦いを魅せてくれるとは

全女の地方にハズレナし (・∀・) !!

ああ、そうそう・・・試合始まって直ぐに私が「ナナは可愛いですね〜」と言ったら
横で ( ´,_ゝ`) プッ と噴出したmishiiさんは失礼な人・・・
ぴっくる氏も「ナナは可愛い」と同意してくれたのに

チェックポイントとしては西尾がナナのセコンドについて
的確な指示を飛ばしている司令塔的役割を果たしていたのが印象的でした。



第五試合
○渡辺智子、井上貴子(エビ固め 20:02)堀田祐美子、納見佳容 ●

千葉公園体育館はナベの為のナベ凱旋試合とゆー訳で
いつも、メインに渡辺のカードが組まれ、ナベ自身の勝ちフォールによる
ハッピーエンドが約束されているお話しな訳ですが ((^^;

今回もその法則に当て嵌めて見ると対戦相手チーム。同日2試合目になる納見君が
格的にもフォールされて終わるとゆーのがマッチメイクを観た時点で一目瞭然な・・・

渡辺。人気あり升。流石、地元!
試合後も一番最後のコールで基本カラーであるオレンジの紙テが舞う舞う

そもそもナベと貴子のBJは極悪ユニットと言う触れ込みで全女のリングを荒らしている訳ですが・・・
今日は地元と言う事もあり正統派ファイトに徹して、リングサイドに居る応援団共々、
どんなに納見君が攻められ続けようともナベが攻撃している間は
ナベに声援が集中するとゆー地元ビイキな観客が占めていました。

2試合目と言うハンディも有り、スタミナ的にも削られている中
キャリア的にも劣る納見が捕まって攻められる時間が多くなるも
納見君はコーナーでも休まず、声を出して相手を野次り、試合に参加するとゆー
故脇澤を偲ばせる、全力騒がしい(五月蝿い)ファイトで
力を振り絞るのとは好対照に省エネファイトに徹する堀田様・・・

コーナーに控えて滅多な事ではカットに入らず激を飛ばし続けるだけ (((^^;

ナベと貴子の攻め。貴子のツームストン、低い姿勢からのバックドロップ
(この日の貴子さんは納見君の体調を考慮し、当たりが柔らかでした)
ナベのドラゴンスクリュー、ルーテーズプレス、ラリアット等を一人で一身に受け続ける納見君

辛うじて反撃に転じ、ナベに雪崩れ式Wアームサルトを決める等
孤軍奮闘するも(堀田様、助けてヤレYO!)ネチネチと攻め続けるBJと言う流れです。

試合中に、セミとメインが長すぎたのか?
撤収バイトが立見席仕切りを次々撤去していき撤収作業に入ってました (((^^;

この納見君を延々痛めつけ続けるショーは「もういい加減終わりにしようか?」風な感じで
貴子の裏拳を食らってヘロヘロな納見君にヘルスマッシャーで仕留めにかかったナベ。見事撃沈!
御当地凱旋においては本人フィニッシュで飾る法則は健在也。

で、定番になっている試合終了後にそのまま場内売店に向かい、
自身の島の長机にグッズ、Tシャツ、その他恒例のサイン会を行う場内露天が始まり升。

この際、メイン登場の選手は試合が終わったそのままの姿で客席を通り、売店へと向かうのですが
勝利者である貴子に対して「オメデトウ!」コールを送るmishiiさん
少しはにかンで ( ̄ー ̄) ニヤリ

同じく、私としては地元、同出身としてナベに「オメデトウ!」コールを
それに満面の笑みで応えるナベ (*´∀`*) やーヤハリ、渡辺は真性ベビーフェイスですね。

根っからの陽性気質!陰性気質の現王者ココロ様とは好対照・・・
タイプの違う二人だから互いの家を行き来する程に
仲がいいのかもしれませんが<モモの巡業日記。日刊スポーツ連載より

千葉公園の試合終了後の売店の込み具合は何時もの賑わいで
端のコーナーだったナナがタオルを首にかけてマッタリと接客をしているのが微笑ましかったです。
ホールの殺気立った売店の雰囲気とは違い、和やかですね。千葉は

ああ、そうそう・・・K-DOJOの練習生が千葉公園の入り口でK-DOJOの告知チラシを配り
「平日\500で行っています〜」と宣伝していました。

更にK-DOJOの選手達もお忍び?で観戦。
ジョー青山と十島とヤスウラノ、三人とも一般人っぽい感じでジョーはいつもながらおっさん臭く、
ヤスに至ってはパーカーと膝までの半ズボン、前髪下ろして諸に普通でした。

独りだけ、十島は服装も歩き方、雰囲気がリアルチンピラ ((((´Д` ;))
まるで地方のプロモーター(地回りの人のソレ)の配下の使いパシリのような・・・
この人、プロレスラーになってなかったら確実にその手の業界で活躍なさっていた事でしょう。

関心したとゆーか、驚いたのは興行同日の27日金曜日。
松永俊国氏の告別式が午前中にあったも関らず松永兄弟の誰独り、欠ける事なく場内に居た事です。

身内の告別式の同日の興行すらも休まず、普通の顔をして通常通りに行うとは・・・正しくプロ。
全女ismの底力は松永ファミリーの奥深さにアリ!ですかね。