10.27日本武道館の観戦メモになります。
色々、記憶に残った事を書き残していきます・・・なので細部、試合展開は間違いがあるかも?
足りない処は後付けで補う形で
(このレポートはMLへの投稿文なので後々、レス付けで補足されていきました)
何時も通り誤字脱字は目を瞑って貰うとして

九段下の地下鉄出口を出て武道館へ行く登り坂、全日本プロレスを観に行く人がぞろぞろ昇って升。
これだけプロレスを観に行く人が居るんだな〜と思うと嬉しくなり
(人が少ないとそれだけで寂しく、ツマラナイ印象が生まれるから)
坂の途中の露天の声「お弁当\500より販売しております〜中は高いですよ〜」
と、弁当と麦酒が売られていて
隣には必ず焼き蕎麦の露天が出て升。このオジサンもいつもの人

しかし、この露天で売ってるモノ。
武道館横の場外売店よりも総じて高いンです (´∀`;)

元々国の施設だけあって売店の値段も安め、良心的な設定だし
露天を選ぶ利点としては焼き蕎麦が鉄パンで焼かれていて暖かい位?
一度だけ購入した事がありますが
1パック\500とかで(うろ覚え)量にしてみれば少なく・・・
味もそれ程美味くなかった記憶が・・・

逆に武道館階段下に入ってる売店で売ってる焼き蕎麦。
アレは炊飯ジャーで保温されてる訳で「焼く」ではなく「蒸し蕎麦」なのですが
私はこっちの方の焼き蕎麦が好きです。味も個性的で値段も確か\400前後と露天のより安め

武道館外の売店テントを冷やかしで観てると
端の方が凄く賑わってます。何?と思って観てみると
全日本プロレス30周年記念写真パネル展だったのです。

馬場の白黒試合写真。
オールスター戦におけるBI砲復活タッグの写真やら
鶴田の激闘史を綴るもの、
輪島の写真、ブロディの写真やら
平成全日本のモノは川田を基準に
三沢との世界タッグ戴冠写真やら、小橋とのフルタイムドローの試合写真
他、武藤の写真へと続き・・・

中々思い出深いモノが

私個人としては鶴田中期の写真位からしか記憶が無く
それ以降、平成時代の写真が記憶に色濃いんですがそこは人それぞれ、
記憶の量が有るから各人の思い思いで見方も変わってくるかと思い升。

元子さんが前に言ってた馬場記念館なるモノが設立した暁には是非とも見学に行きたいですね。ええ



タッグマッチ20分1本勝負
○渕正信&グラン浜田(9分47秒片エビ固め)奥村茂雄&宮本和志 ●

先発は宮本×浜田。宮本君が軽くアシラワレルも
武道館内から聞こえる声援は殆どが宮本君を応援する声
「宮本ー!」「宮本負けるなー」「宮本やりかえせー」とかとか
全日ファンの宮本君に賭ける思いとゆーか、期待感が感じられました。

浜田が渕にスイッチ。宮本君に力比べをしたり健在振りをアピール
マダマダ若手を指導する役を降りないで欲しい

で、二人のベテランに挑んだ宮本君。ここまでで第1試合はお腹一杯 (´∀`)
全然、奥村が入り込む余地も無かったのですが・・・出ない訳にもイカズ。
宮本君が奥村にスイッチ。それと同時に浜田が登場

全日本所属になって暫く経つ奥村。しかし
浜田×奥村だと奥村には殆ど声援が飛ばず・・・
宮本×浜田の時は声援の無かった浜田への声援が多く聞こえる事に
ヤハリ知名度には勝てず・・・けど、ここは全日本の御当地。
武道館大会ですからもう少し、奥村も声援を受けられるようにしないと不味いなーと

最後は宮本×渕に試合権が移り
渕がバックドロップ一閃。観客が沸いてそれにガッツポーズで応える渕。
一度、奥村のカットプレーが入るもののその後、
渕のバックドロップが二連続で入り終了です。新生全日本らしい第1試合でした。

宮本君、道場に新たに設置されたウェイトトレ機材のお陰で益々逞しい体に
キャリアもまだまだ浅い訳ですがパートナーを見つけ次第
そろそろアジアタッグ王者へ挑戦して欲しいです。
王座奪取は難しいと思うも叩き潰されながらも頑張る姿がファンは観たい訳で



タッグマッチ30分1本勝負
○カズ・ハヤシ&ジミー・ヤン(10分53秒片エビ固め)保坂秀樹&愚乱・浪花●

この試合中にMLメンバのチャーリーさんに席を移動して貰い2F上段の北西席にて合流。
や、今回の武道館大会も大入り超満員とは行かずに
アリーナ、1F席はポツポツと空席もアリ
2F席では前方、A列から2F通路までの席は埋まってるものの
それ以外の上の方は空か空か・・・全体を見ると6割強から7割の入りだったかと

客席の埋まり具合は派生団体であるNoah同会場9.23の方がアリーナと1F席が
ギッシリ埋まってただけアチラの方が少し勝ってるような感じ
どちらの団体にしても2F席が空か空かなのは変わりないのですが
(世間的に言うとこの日は東京ドームにおいて野球日本シリーズが開催されていたので
今回の全日本の方が少し不利になりましたけど)

で、チャーリーさんと話をしていた為、あんまり試合自体に
注意が行かなかったのがこの第二試合 (((^^;
もともとJr.のポンポン飛ぶ試合が好きで無いのもありますが・・・

カズと浪花の絡みは凄いですね。特に浪花の意地とゆーか
そんなモノがカズへ対してだけは顕著に表れてて、当りのキツイ張り手をカマしたり
ハードなモノになりガチです。みちのく出身同士で何かあるのかも?

ヤンの軽快な動きについていける保坂も凄い
雪崩れ式フランケンを放ったり、相変わらず運動神経がいいです。
身体もショルダー式のを止めて、上半身を露出させてます。
それに見合う身体の絞込みも出来ていてトレーニングの賜物かと
これは憶測ですが武藤から減量指令が出てるのかな?と思え升。はい

勝負を決めたのはカズとヤンの合体技。
ヤンが浪花を抱え上げてトップロープに昇ったカズがそこへ飛来
ダブルインパクト風の合体技にて浪花撃沈。



6人タッグマッチ30分1本勝負
安生洋二&長井満也&●土方隆司(12分29秒エビ固め)スティーブ・ウイリアムス○&マイク・ロトンド&ジョニー・スミス

試合全体としては外人チームはウイリアムス出ずっぱり
スミスの細やかな攻防が見れる機会が少なく少々残念。
ロトンドは相変わらず補佐役に回り・・・とウイリアムスが未だに大将としてのさばってる印象を強く受けました。

日本人チームは安生がグランドクロス200に入る前に
新日本永田を真似た敬礼ポーズを取るとクルリと丸め込まれて慌てたり
長井の動きは相変わらず硬さが取れずにドン臭いし
や、それがタッグになると顕著に表れるのがナンカなぁ〜って ( ´ー`)

関係無いけども安生と長井は二人ともにK-1参戦していた時は
日本滞在時のアンディフグの練習チームで一緒に打撃トレに励んでたんですよね〜
確か、チームアンディとか名打たれて・・・あの時は二人とも結果が出なくて
私も代々木第二体育館まで観に行ったりしたンですが
長井なんかぽっと出のグリーンボーイな選手に軽く負けてましたからね。
確か、中迫だったかな??よく憶えてませんがK-1デビュー戦は1R TKOでした。

と・・・全然関係無い事を思いだしてみたり  ( ´D`)

土方。ハイキックだけは凄いですね。確かウイリアムスにズバっと入ってました。今回はそれ位しか印象なくて・・・

私の好きなロトンドがエアプレインスピンを出して
カットプレーに入ってくる選手全員を蹴散らながらフォールを奪いにいく
絵図らを観れたのがこの試合での個人的なハイライトシーンです。
ロトンドのエアプレインスピンが観れただけで満足。

終盤、土方×ウイリアムスに為り
他の選手達はリング下で乱闘を繰り返す分断作業に入る勝負タイムサインが出た処で
一度目のバックドロップは土方が身体を反らしクロスボディで返したものの
二度目のバックドロップが決まり試合終了。

試合後、外人チームと安生、長井らでのミニコントが発生。
内容は安生が健闘を称えあうポーズとしてウイリアムスに握手を求めて
敵との握手を拒否しろ!と止める長井といった構図で
結局は安生が握手せずにからかって花道を帰るとゆー

1番面白かったのは終始、リアクションに困って花道で腰に手を当てて
立ち尽くす長井。U系リングス前田道場育ちの長井がパフォーマンスを
師匠から学ぶ機会がある筈も無く・・・
この手のコントの最中はボケっと見守るしか術が無いンですが
それも川田エースの分裂直後の混沌状態が続いた全日本時代だからこそ
許されていた訳で武藤新社長政権下の「ファンタジーファイト路線」だと
俺はその手の苦手だから〜と避け続ける訳にもイカズ・・・
なんとかパーソナリティを確立しないと辛い処だと思い升。

笑われるンじゃなくて笑わせないと・・・



6人タッグマッチ30分1本勝負
嵐&荒谷信孝&●平井伸和(15分52秒秒エビ固め)マイク・バートン○&ジム・スティール&ジョージ・ハインズ

スティールの肩テーピングは8月の武道館から痛めたモノが引き摺ってる模様。
治りが遅いのが心配。
嵐と荒谷は体格でも負けておらず
外人選手のパワーファイトにも対抗出来ていましたが今回は少し印象薄め

スティールのバタバタする動きに擬似アメプロを感じ
待機中にコーナーマットを叩く動作に合わせて客席でも手拍手が鳴り
私も3.1横浜や来年三度の来日を果たす
WWEに思いを馳せながら手拍子を打ってました。

バートンさんはゴールデンレフトを繰り出して
最後は特大のパワーボムで試合を終わらせて観客の声援に受け答えしてました。

最強タッグの発表を見るとエントリーされていない
バートン、スティール、ハインズ・・・
スミスはエントリーから外される事が度々有りましたし
ハインズは武藤のお気に入り。武藤軍の数人合わせ外人だから安パイだとして

バートンとスティールは強いヘビー級外人チームなのにエントリー除外・・・
心配です・・・もしやこれが武藤の言っていた既存外人リストラ政策?
チャンスを与えられたとしても世界タッグを獲れなかった二人ですから
実績が無いから外されたのも頷けなくも無い一方で
分裂直後の興行不能状態に陥っていたシリーズを試合のクオリティ
稀に見る全力ファイトの連戦で支えていたのは全日本常連外人の
彼らでもある訳だし、このまま切り捨てるには忍びない話。

なんとか再考して頂きたいもんです>武藤社長

けど、雑誌sabraのPWF会長スタンハンセンとの対談では
武藤曰く、これから外人達には今まで違い厳しい待遇になるから
ハンセンさんから外人勢に旨くいってくんないかなーと
脳天気にも厳しい告知をしていただけに・・・遂に来るべき時が来た?

2002年最強タッグのエントリーを観ると
全日常連外人達にも大鉈が振るわれ始めたと感じますね。



今回の興行。8月の武道館大会の時のように休憩有りませんでした。
PPV対策か?割合スピーディに進行していく中、
リングに赤絨毯が敷かれて30周年記念セレモニーの準備が始まり升。

セレモニー開始。武藤が花道から歩いて登場。
正直、専門誌、新聞報道での負傷ニュースを聞いていて
歩けるとは思ってなかったので驚きました ((^^;

で、川田が花道から登場。凄い声援。川田コールが飛び交い升。
王者の魂が流れる中、場外出口から元子さんが登場。

武藤は
「全日本の看板、非常に重いです。前途多難ですがご支援よろしくお願いします」
と挨拶。声援とブーイング入り混じりながら・・・
未だに全日ファンの中には武藤新社長を受け入れてない人も多いと実感。

川田は
「自分の復帰が本当の全日本プロレスの復活だと思っています」
と武藤は打って変わり、声援を持って迎えられてました。
う〜ん・・・膝が動かない状態の武藤が義務感とは言え
満身創痍でこれだけ頑張ってるのに
休んでるアンタがそんなに充て付けたモノ言いをしなくとも・・・と
私は思ってしまい気分悪かったです。

元々、私が川田嫌いなのでそう思ったのかもしれないし
(´-`) この場で、今の武藤を目の前にしてそんな事を言うかな〜?と思ってしま う訳で
川田ファンな人は違う捕らえ方をすると思い升。

そんなイジケタ態度も川田ならでは・・・と、判ってはいるし
そうじゃなきゃ川田では無く、物分りの良い川田には魅力無いのだけども
なんかね〜人間的にどうかな?・・・と引っ掛るモノが

他、既存マスコミ報道通りに
ニックボック・ウインクルとジン・キニスキーが花道から登場。
それぞれ祝辞を述べ
驚いたのはデストロイヤーの来場。同じく花道からで

カタコト日本語。通訳無しでのスピーチは短いながらも心を打たれました。
まず花道の馬場ゲートを見て「ババ。サビシイ・・・」
元子さんの方を向いて「モトコ。サビシイ・・・」
コーナーに居た武藤を指して「ムトウサン。イマシャチョウ?ガンバッテ!」

それからマスコミ各社から元子さんへの記念品贈呈式があり
週プロ(今回は社長が来場。7月は代理でしたが)
週ゴンは竹内さん、ファイト、デイリー、東スポ、スポニチ等等・・・

驚いたのは日本TVが式に参列していた事、
分裂騒ぎの時に試合中継を速攻で打ち切って
Noahに乗り換えたクーデター説も囁かれているのに良くもまぁ〜
ノコノコと・・・けど、未だに株主な訳だろうし
色々有ったけど長年お世話になっていたから
社長引退の席ではノーサイドなのかなーと、大人な考えが過ぎり

最後、元子さんのスピーチ。7月と同じく泣きながらのモノでした。
セレモニーのハイライトは元子さんが馬場ゲートに向けて
花道を歩いて帰る処ですね。この一連のセレモニーは30周年記念のでは無く
分裂騒ぎから2年間。
全日本を支え続けていた元子さんの退陣セレモニーなのです。
この儀式を通過して元子さんは引退〜武藤体制へバトンを渡す事を
ファンの面前で示すパフォーマンスですね。

ファンの声援を受けて花道へと去っていく元子さんの後ろ姿には
ジーンと胸に来るモノがあります。ええ、

特に分裂後も全日武道館に通い続け
何も無い処から始まり・・・
すぐに行き詰り
なんとなく駄目かも?
もう駄目だ。
これ以上落ちる事も無いだろう。
や、これ以上変わると全日本という形すらも留めておけないだろう・・・
今以上の変わった全日本を追いかける意味すら無いのかも?
ああ、これが全日本プロレスなのか?と
変わり果てていく様を刻一刻と、観続けて来た
私としてもこの二年間の全日本の風景が色々と駆け巡ってしまい

元子さん乙でした m(_ _)m

セレモニー撤収作業の合間をぬって
アリーナ側に置かれた二つのモニターにて
菊地孝監修の全日本プロレス30周年史映像が解説付きで
流されていました。



全日本プロレス30周年記念特別試合 タッグマッチ60分1本勝負
テリー・ファンク&○アブドーラ・ザ・ブッチャー(13分42秒体固め)ターザン後藤&本間朋晃●

テリーとブッチャーが同じコーナーに立つ?
リアルで二人の活躍を観て無い私ですら刷り込まれた知識の中で違和感が有るの訳で・・・
リアルで観てきた人達にはさぞ違和感が有った事でしょう ((^^;

先に後藤と本間が入場。
何故か?後藤には付き人らしき人も一緒にくっ付いて花道から来てました。
何故??セコンドなら花道を通らずにコッソリとリング下に来ればいいのに

後藤。白いガウンを羽織。178cm150kgの巨体を悠々と
鬼神ポーズでテリーとブッチャーを待ち升。
後藤の鬼神ポーズが観れただけで取り敢えずはお腹一杯 (´∀`)

試合開始から数分トロいテンポで進む中、
後藤が凶器攻撃でテリーを流血に追い込むと同時にスイッチが入り
(実は後藤の付き人がキーポイントでした。
彼が凶器係で後藤に凶器を供給していた訳で)

テリーも負けずにスピニング・トゥホールドを仕掛けるも
又しても後藤の凶器攻撃が炸裂。
仕舞いにはテリーの顔面大流血となりました。
そのヨロヨロ具合は正しく初期ECWのスタイルと同じ!!

試合が段々とハードコアスタイルへとシフトチェンジしていく中で
ブッチャ-も負けじに後藤の凶器を奪い反撃。
それを受けた後藤も凶器スプレー?で吹き付けて対応

この乗りを待ってましたとばかりに本間が長机をリング上に持ち込み
上にテリーを寝かせてテーブル葬に持ち込もうとするも
逆にテーブルへ放り込まれ本間が撃沈。
二つに折れたテーブルを千切ったテリーが本間目掛けてフルスイングで攻撃
受けた本間はテーブルに穴が空くほどのダメージを蒙る
正しくハードコア!!ECWとFMWと大日本プロレスが融合したリング上でした。

最後はブッチャーの毒針エルボー>フォールと説得力タップリの終わり方。

試合後、テリーとブッチャーに対して後藤が絡もうとするも
噛み合う筈も無く・・・ブーイングを背に退場(本間は知らぬ間に消えてました)
リングにはテリーとブッチャーが残り

ここ最近ではお決まりの「ブッチャー!ババ!」と
観客参加型フレーズを行い。それに参加しろとテリーへ強要するも
テリーは黙って手を払いのけ、付き合ってられねーよ ヽ(´ー`)ノ とアピール
ブッチャーに背を向けてリングを去ろうとロープを潜る瞬間に
突如目覚めたブッチャ-のヒール魂がテリーへのフォーク攻撃を敢行させました。

で、テリーも腕を突き出しての往年の名シーンを再現
喜んで腕をブスブス刺すブッチャー
ヨロケながら花道を這いずって逃げるテリー・・・
それを追うブッチャーという形での退場です。

最後のボーナストラックは往年のファンへ向けたプレゼントと
若い世代に向けた再現劇なのでしょうね。二人共まだまだ健在でした。

出来たら前年度2001年ドーム大会で来日した
ザ・ファンクスとしてドリーとテリーがワンパックで来て欲しかったのですが
ドリーと新日本プロレスの関係から(西村経由、無我繋がり)
今回は呼ばれなかったのでしょうか?それだけが残念。

ザ・ファンクスvsブッチャー、サブゥとか
(シークの替わりとしてのサブゥ。最近、MLWでは太陽ケアとも闘っている為、可能性としてはアリかな?と)
それでも良かったかも?



最強タッグエントリーチーム発表。
電光掲示板では無く、アリーナに設置されたモニターでの発表で2F席上段からだと観難くて困りました (´∀`;)
やー予想よりも全然小さいモニターだったのでK-1とかPRIDEとか、
その他でモニターを見慣れてるファン層としてはあれでは物足りないモノがあり升。予算の都合かもしれないけど

・天龍源一郎、ビッグ・ジョン・テンタ
・武藤敬司、X
・小島聡、太陽ケア
・スティーブ・ウイリアムス、マイク・ロトンド
・マイク・アッサム、PJフリードマン
・嵐、荒谷信孝
・安生洋二、長井満也
・大谷晋二郎、田中将斗

個々のチームの感想は別メールにて・・・しかし、エントリーされるべき?だったであろう
マイクバートン、ジムスティールのチームが無かったのは寂しかったですね〜



『週刊ビッグコミック・スピリッツ』 Presents シングルマッチ60分1本勝負
○アグネス仮面(7分5秒片エビ固め)ケンドー・カシン●

と、ここで席を移動(2F席はほぼ自由席状態だったのです<言い訳)
初参戦するアグネス仮面に期待を寄せると
(この試合から花道を照らす照明効果とか、派手になってました)
マスカラス風な漫画そのままのレプリカマスクを被り、マントを羽織り
花道を歩き終わるとエプロンサイドからトップロープへ飛び乗り
初代タイガーマスク風のポーズで颯爽とリングインする筈が・・・

コーナーから飛び降りた際にマントが頭に被さり
かっこ悪い事に・・・場内から失笑が漏れる破目に・・・
初登場のマスクマンとか、キャラモノはイロモノとして観られガチだから
ちょっとの失敗を目ざとく取り上げられてしまう訳で・・・

体格的にはヘビー級のアグネス仮面。
子気味良い動きとソツの無いレスリング
場外では飛び技も披露
ロコモーション・ジャーマン・スープレックスも出して中々頑張ってました。

カシンをサモアンドロップに持ち上げる仕草が
若干、太陽ケアに似てるようではありましたが正体は謎のまま
最後のフィニッシュムーブも太陽ケアのH50に似た技で終了。
カシンも全く寄付けない実力者振りを見せてました。
正体はいったい誰なのでしょうか?

そう言えばアグネス仮面のテーマ曲。
ブラジル出身らしくサンバのような出だしから
太陽ケアの新テーマ曲のアレンジVer. に切り替わると隣に座る
チャーリーさんが指摘してましたが・・・

後ろの席に居たお子様。推定年齢3,4歳?が
「仮面ライダーが戦ってるね。悪い相手なの?」と
お子様の知識をフル活用してマスクマン>仮面ライダー>闘う相手は悪人と
理論付けをしていたようです。

どっちが仮面ライダーでどっちか悪人役なのかは知りませんが
単純に幼年層にしてみれば派手なデザインのマスクマンが居た方が
楽しめるンでしょうね。お子様的にはこの試合が1番面白かったようでした。

注:MLメンバの横浜の伊崎氏より追記/////////////////////////////////////////////////////////
ちなみに、この試合後にカズがカシンに対してマイクアピールしてましたが、
間が悪いと言うかここでするアピールじゃないようなと感じました。

> ch1111
ああ、ありましたねー意味不明なアピール。
カズハヤシのマイクアピールを聞くと何故、
彼がWCWから二束三文で他のメンバーと一緒に買い叩かれて
そのままフォーム団体で芽が出なかったのか判ります。
ちなみにヤングドラゴンズ時代のもう一人(三人居ました)覆面を被ってたのは
現WCWクルーザー級王者ジェーミーノーブル。
現SD所属シャノンムーアはライバルチーム3カウント(三人居ました)の一人だったとか・・・
ああ、そうそう驚いたのは現RAWのハリケンも3カウントの一員だったそうで今更ながら驚きました。
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特別試合 シングルマッチ60分1本勝負
○小島聡(20分41秒片エビ固め)馳浩●

試合前に01の炎武連夢。大谷、田中らが来場。
ファンからの喝采を浴びながらリングサイドに設けられた指定席に座り
コジの試合を視察する事に、01フロント中村さんも同行。

馳が先に入場。
馳が議員活動をしていてセミリタイア状態なのにも相まって
全日本マット上では格的には小島>馳に
いつもと同じくTシャツ投げを行い
Tシャツには「黒幕」とか書かれていました。この開き直り方は流石、政治家 (´∀ `;)

コジ入場にはファンの声援が凄かった
小島人気は全日本移籍後から明らかに上がってる模様。

睨みあいからリング中央でのロックアップ(長州的?)
馳の方から誘い込む形でのグラウンドレスリングが展開され
場内設置モニターで確認した処、両足で左腕を締め上げたり
トゥホールドで足殺しを行ったり
隙を見ては腕ひしぎを狙ったり
終始、馳がリードして延々グラウンド技が続き・・・

後ろのお子様が「つまんないねー。もう終わったの?」と聞き
お父さんが「大きくなったら面白くなるんだよ」と応え、
や、大きくなってもつまらない・・・と感じる人も結構居るであろう
延々グラウンドレスリングを続ける馳先生。

客の声援もテンションも下降線を示す中、
「10分経過!」と場内アナウンスが響くと
それが合図だったかのように急遽、立ち上がった馳
小島に対してチョップを打ち込んでここからハイスポットに突入。

客もワッ!と沸き升。

小島もエルボーでやり返し、それを馳が張り手で返す
少し前のグラウンド展開とは打って変わりバチバチ叩き合いを始め
裏投げを出そうとするはやっと試合が動き始めました (´∀`;)
(それまではお遊戯とゆーか、公開スパーリングに近かったので)
エプロンサイドでの場外ブレンバスターは外側コジ、内側馳
現役Topランカーの意地で外に投げ勝つコジ。

馳も裏投げとノーザンライトスープレックスホールドを出すも
コジはその攻勢に耐えぬき
最後はエルボーパットを投げ捨てたコジが
(TheRockのソレ、客席に投げ込むプレゼント用では無く、
天井高く投げてリング内の隅っこに落ちる算段なのがなんとも
ミミッチい話ではありますが、
これは今後リミッター解除の印と受け取ればいいのかな?と。
ドラゴンボールでピッコロや悟空ら、亀仙流の方々が本気を出す時に
重たい錘付き衣装をドサドサ落として「あ〜軽くなった。さぁ一丁本気出すかぁ」と
戦闘力が馬鹿跳ね上がるあの行為と一緒だろうと推測)
ロープの反動と助走をつけてのスタンハンセンPWF会長一日指導の賜物な
ラリアットを思いっきり馳の喉元、胸板付近に叩きつけ、そのままフォール

試合後、コジと01炎武連夢勢がリングサイド鉄柵付近で
ひと悶着起して次シリーズ、最強タッグに向けた告知営業が開始。
それを炎武連夢の横に居た01フロント中村さんが身体ずくで止めに入るオマケも
中村さんもNWAグループの外人対応やら、新日本との確執やら色々大変な人ですね。



三冠へビー級選手権試合
シングルマッチ60分1本勝負
●天龍源一郎(王者)  (17分12秒 ムーンサルトプレス) グレート・ムタ (挑戦者)○
#グレート・ムタが第30代3冠へビー級王者に

挑戦者のムタが先に入場。きちんと花道を歩いてきてるのにまずは驚き!
シリーズ中の膝の負傷を色々な報道で目にして
レントゲン写真まで取り出し、骨が棒のように奇形化が進行しているとか
色々な情報が飛び交っていた為、そんな状態で歩いてくるだけでもスゲェなぁと
(怪我とうハンディが有った為に自分の目線が緩くなってたとも思えますが)

頭巾の口部分を取ると、旧ムタVer.のオーバーマスクをしているのも
旧来からのファン泣かせ!こんな時でもサービス心旺盛。

王者天龍が3本のベルトを持って入場。
この日はスタンハンセンが来てなかった為にタイトルマッチ宣言は
ゴング竹内さんが力の篭った代読。

試合開始。ムタがリング下に下りて意味も無くエプロンサイドの布を捲ったり
掃除用の竹箒を外に出してみたり
一先ず、緑の毒霧を吹いてみたり
リング外で時間を潰してゴング用の木づちを手に持ち、天龍へ凶器攻撃。
この時点で天龍はやや出血
これに怒った天龍が本部席にある三本のベルトの内、UNベルトをムタに投げつける等
場外戦で序盤の5分は過ぎていった記憶が・・・
私としてはこの時点で、よくもムタの膝が5分持ったな〜と・・・関心してました  (´∀`;)

今度は天龍の反撃が始まり、エプロンサイドから赤い毒霧をムタに吹き付けると
低空ドロップキックで右膝破壊にかかります・・・
ああ、遂に来たかぁ・・・と思ってたら
Topロープに昇ったムタを捕らえて雪崩れ式ドラゴンスクリューを右膝に決めていくの です。

容赦ないな〜天龍は、流石と思ってるとそこから
ダイビングニードロップやら
スパイダージャーマンやら
馬場の十八番ランニング・ネックブリーカー・ドロップを決め
トドメとしてジャンボの「オー!」片腕を上げアピールからバックドロップと怒涛の 攻勢。

仕上げに垂直落下ブレンバスターを放とうとムタを持ち上げるも
空中で姿勢を入れ替えたムタはそれを逃れ、
空中でトンボを切っての浴びせ蹴りを放ってペースを取り戻りました。

ムタの反撃が始まり、Topロープからのムーンサルトプレスを敢行。
これにはムタと天龍の間に京平レフリーが挟まっていた為に
3WAYムーンサルトプレスになり、ジョー樋口ばりにぶっ飛ばれる京平

注:MLメンバの横浜の伊崎氏より追記////////////////////////////////////////////////
ちなみに、京平レフェリーが吹っ飛ばされたのは
このあとのトップロープから京平レフェリーの肩を使った
ダイビングシャイニングウィザード?の時ですよね。

> ch1111
週ゴンの写真で確認しました。そのようです。
ミサイルキックに行こうとして?プラン変更。京平レフリーの肩を踏み台にする
(リアルオルテガな)ジェットストリームアタック式シャイニング・ウィザードでしたね。
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ああ、もしやここでレフリー失神で無効試合に Σ(゜Д゜;) と頭に過ぎりましたが
タフな京平レフリーは直ぐさま復活。
(上級レフリーのRヘブナーやMキオーダよりも強し!)

それからのムタのラッシュが又凄かった
一発目のシャイニング・ウィザードは天龍が両腕をクロスさせてブロックされると
今度は椅子を持ち出して椅子を踏み台にしたSWを発射
で、最後にこれぞ!!と思える天龍の顔に直撃したSWを入れたムタ
このSW連発はハッキリいって自爆技。自ら膝を酷使する諸刃の剣でもあり
SWを放っては右膝を摩ったり、膝を抱えて動かなくなったり
と中々フォールに行けない訳で

最後に放ったSWの後、
動かない右足を左足の上に載せ、上半身の力だけで身体を引き摺り
フォールに行ってた時に「あ、もう右足動かないんだ」と
このフォールを返されたら天龍の反撃が待ってるンだろうな〜ここが勝負時!と
思ってたら案の定、天龍がフォールを返して「もうムタ勝てないジャン!」と
観てるこっちが諦めてしまったンですが・・・ナント!
そこからの奇跡の速攻。
フォールを返された直後に速攻でトップロープに昇って
ムーンサルトプレスを決めてたのは驚きました。

え?右足動かないンじゃないのを?と口アングリですよ。本当に
正しくファンタジーファイトの真骨頂。

で、そのムーンサルトプレスで3カウントを獲ったムタの勝利。
やー凄いムタの執念を見せて貰ったとゆーか
武藤がプロレスに賭ける本気の量はファンの思ってるソレを
遥かに凌駕してるとも言える・・・
久々に想像の範囲を超えたモノを観させて貰い。メインだけで満足 (*´∀`*) 

そんな激戦を終えた後でも試合後には報道カメラマン向けの素材を用意する為に
ロープを噛んだり、三冠ベルトを目の前に並べて舐めてみたり
と絵作りの貢献してるムタのプロ根性凄過ぎ!!

マイクも何も無く。負けたらソソクサと立ち去る天龍の後ろ姿に痺れ
ムタもそれ以外はパフォーマンスをせずに三冠ベルトを持って
自分の足で花道を帰るだけで精一杯。

( ゜Д゜)/ ファンタジーファイト イイ!スゲェ試合を有り難う!武藤!天龍!

今回は特にムタに痺れた武道館大会。もう、ここまで頑張るなら全てアンタに託すyoって、
個人的には武藤新社長の覚悟の度合いを感じた日でもありました。