Noah1.10日本武道館大会を観劇して来ました。
以下、感想を・・・


●総じて、思い入れが薄くなりつつある各選手達の試合を観ても
心のマッチが点火せず、観劇とは思い入れの成せる業だと判っているから
チケット代並の値段が楽しめればギリギリの処でセーフかな?と
宥めながらも中々楽しめました。しかし、それは泡ナントカ師の寸法でいくと
ドレ位のレートなんだろうか?今日のは・・・と考えても
不毛だから止めときます。実際、今回の武道館は人によって
微妙な受け方をするような感じが、私はある部分十分楽しめて、
反面、全く響いてこない部分も有り、ノアは独特のリズムがありますから


●17:40位に武道館正門前の坂を昇ると、ダフ屋さん達が
「アリーナ、半額〜、チケットの交換もするよぉ〜」と掛け声が
俺が書留代まで払って正規の料金で買ったチケットが半額佳容( #・∀・)
って、青筋も立ち様ものの、チケットの交換って無料?
手数料を取っての前の列への振り替えなのかな?とか純粋に興味も


●今回、良く考えたら武道館では初めて1F席に座り
二列目、花道斜め前、しかもセンター方向は日テレ中継用のハードカメラが
設置されている為、その部分の半面だけ邪魔なカメラマン達が寄り付かない
大変良い席でした。ノアの1F席は\6000と全日と比べたら高めの設定で
ソレ自体は癪に障りますが、コストパフォーマンスは大変高い両席!
流石、腐ってもファン倶楽部枠の席だぁ!と思った訳です。
何処で観るのかも大変重要なファクター、
チケット手配をしてくれたケンザン氏に感謝。


●当日チケット売り場、引き換え場、という不思議な窓口が必ずあり
要は招待客にチケットを渡す窓口が公然と存在してる訳ですね。
で、そこを観たら、偶々、女の子が緑色のチケット二枚と
パンフ二冊を貰ってたんです。この小娘がぁ!!フザケンナyo!!
手前が当然な顔で貰ってるリングサイド席二枚とパンフ(\2000)二冊って
結構な値段のするもんなんだぜぇ?と、愚民は死ねと言ってるような
その光景を観たら、モノの価値って・・・、ルートに通じてればツワモノなのかぁ?と
激昂したり、萎えたりもします。このご時世。や、単なるケチなのかも


●平日金曜日だから18:00開始には若干空席もありましたが
途中辺りからビッチリ、武道館が埋まりきってました。
新春初顔見せ、蝶野効果、エンブレム効果、少し高山のNWF戴冠凱旋?効果
が、有ったとしても凄い!確実に9割は余裕で埋まっていました。
武道館をフルハウスに出来るプロレス団体は現時点でノアしかなし!と
断言できます。


●第1試合のラッシャー木村。花道から歩いてくるだけでやっとで
他、立ってるだけで全然動かないのはアイドルとして上がって下さいと
三つ指立てられてるのか?年寄りの冷や水なのか?しかし、
アイドルの役目を担うのが建前であっても
技術で笑わせないで笑われてる事って道化ですyoと、
敢えて、道化と化してるのかなぁと思うとソレも哀しいし、
リアルな話でフロント役職付きの給金だけでは少し侘しいから
お小遣い稼ぎなのかな?とも勘ぐりたくない腹も勘ぐったりとか
美談としての生涯現役という・・・語感だけは美しいモノがあります。


●第2試合は生涯賭けてあすなろ杯やってろって感じです。


●第3試合、ノアの近い未来を感じさせました。有望なJr.選手ばかりの世界


●第4試合、青コーナー側、泉田&力皇&井上って普段は
タッグパートナーFIXの人達が相方がそれぞれの檜舞台に立ってるから
余っちゃった組と結構、レアな組み合わせでした。
赤コーナー側は高山が先日のドーム大会で獲ったNWF王座を巻いて最後に登場
コールも6人の中で1番最後。同コーナーの館長と池田は
お供の下々と言った風情、ベルトの後光を受けて輝いてました>高山。
1F席の近い距離で観た泉田と力皇の身体のディテールには圧巻され
特に、泉田の身体の厚み、筋肉と脂肪の混在された厚みには
物凄い説得力を得ました。こんな凄い肉体を持つ男が弱い筈が無かろう!と
しかし、受け待ちが目立つ泉田、目立っての良い処無し (´・∀・`)
可笑しいなぁと、思ってたら同じく巨体を誇る力皇もこの日に限っては
ヤラレ役を受持つ事が多々有り、モチベーションの問題でしょうか?
肉体的な堆積上では圧倒的な存在を醸し出していた二人、やや消極的な
雰囲気が・・・逆、反対コーナーは高山の後光を受けた
館長がヤラレ役を受持ちながらもハッスルする姿が客の喝采を浴びるような
そんな半官贔屓が、


●第5試合の丸藤。凄い早いテンポでリング上を動き廻っていました。
飛び技、気持ち抑え目な感じも、もしかしたら本人も意識的に
復帰前よりもスピードを上げて動いていたやもしれません。
それにしても驚いたのがIWGPJr.タッグ王者コンビが
元GHC王者が相方だとは言え、復帰戦の病み上がりが居るチームに負けた事
神戸にて返還間近の折り、強さの補正値を新年早々やってのけたと言う訳?
にしても御曹司のご帰還といった意味合いも有り、大輪の華を添えた
御大将の粋な計らいなのか?とも
復帰早々、早速御曹司のプッシュを衒いも無くやってのける姿勢
私はそのセンスを良しとしませんが、好きな人は好きだろうし、
この辺は単に好みの問題で分かれるだけです。


●第6試合の一見、何の意味合いも為さないような唐突なシングルマッチ
しかし、個人的にはこの試合が1番好みで、ヘビー級同士で出される味を堪能。
初っ端に森嶋が放ったバックドロップも綺麗にストン!と落ちたし
不器用でも大柄な者同士のゴツゴツした闘いは良しとする私としては壷で、
多聞の愚直なまでに肩固めに拘る姿勢を良しとし、
その技、一つのみで延々ゴリゴリ押し捲る気迫を感じる好試合に


●セミ、蝶野は存在感があり升。流石、新日本のチーフ、現場監督だけあり、
入場から試合が終わり、リングを降りるまでの立ち居振舞いは逸品!
蝶野vs小橋、vs田上と全て蝶野がリングに入ってる時は蝶野のペースで
流石に御大将が入ってくる処ではノア風味になってしまいますが
そんな中でもギアチェンジをしないマイペース振りで奮迅する小橋、
他、このクラスの宴者だと型としての絵作りにも長けてるようで
蝶野、御大将共にSTFとフェイスロックの共演等、見栄を切るのが巧い!
22分間の密度の濃い時間帯でした。
結果、客分である蝶野の扱いは棚上げされ、ノアの御大将が
完璧なフォール負けの終劇には驚きました。3月武道館での直接対決への伏線張り?
あと、小橋、やっぱり身体のディティールにおいては少し迫力不足に
シャープになったと言うか、コジンマリ萎んじゃったと言う印象大


●GHCタッグ選手権。ECW王者だった田中に期待を賭けていたも
身体のサイズ的に言って小物感が漂うのは秋山が抜ン出ているだけでは無く
イマイチ、勝ち星に恵まれないエンブレムという雰囲気が
出ちゃってるからかも・・・特に大谷の精力的な動き、賞賛に値しするし、
凄いと思うも今は便利屋になっちゃってるのがイメージダウン?
今回の彰俊のフィニッシュ技、アレ、初めて見ましたが危険な匂いが。
チームの方向性、ノアの中での役割を考えると
本部席でジョー樋口からベルトを奪ってみせて、それを邪魔してくるようならば
殴って排除する位の気構えは欲しいです。で、ジョー樋口を張り飛ばした後
(ラッシャーの老衰具合に比べたら全然足取り軽く健康そう)
奪ったベルトの鉄板の部分でガシガシ殴るつけて彰俊辺り、
髪の色が金髪だから流血したらサゾカシ、赤い血が良いコントラストになって
映えるだろうなぁとか破廉恥な事を思いつつもソレはアメプロだよ。と
揶揄される訳で


●試合後の日テレアナウンサーの勝利者インタビュー、
腕組みしてリングサイドで待ち状態なのに存在を無視され、堪らず
リングに上がった多聞。タッグ王座への挑戦の儀式
しかし、タッグパートナーの雅夫は少し、遅れて登場。
一緒に居ろyoって、思うもつかの間、最後の受けた後の返しのマイクも
雅夫は何を言ってるのか?声が通っておらず聞きづらかったのは
今更、何やってんだって話です。
年号は2003年なのに、アンタは未だそこの位置からのスタートすら満足に切れない・・・


●1月10日(金) 日本武道館 GREAT VOYAGE '03 試合結果

第1試合 20分1本
○百田光雄&ラッシャー木村VS川畑輝鎮&永源遥×
8分29秒 回転エビ固め

第2試合 20分1本
○志賀賢太郎VS橋誠×
11分02秒 志賀絞め

第3試合 30分1本
×鈴木 鼓太郎&佐野巧真VS杉浦貴&KENTA○
13分49秒 鈴木鼓太郎への蹴り→片エビ固め

第4試合 30分1本
×青柳政司&池田大輔&高山善廣VS泉田純&力皇猛&井上雅央○
18分27秒 アルゼンチン式背骨折り

第5試合 30分1本
×菊地毅&金丸義信VS丸藤正道&小川良成○
15分48秒 岩石落とし固め

第6試合 30分1本
○本田多聞VS森嶋猛×
6分54秒 裏肩固め(回転地獄五輪パート4改)

第7試合 60分1本
蝶野正洋&×三沢光晴VS田上明&小橋建太○
22分29秒 垂直落下式ブレーンバスター→体固め

GHCタッグ選手権試合 第8試合 60分1本
(選手権者)○斎藤彰俊&秋山準VS田中将斗×&大谷晋二郎(挑戦者) 
22分03秒 デスブランド→片エビ固め
※秋山・斉藤組3度目の防衛に成功