横浜アリーナ行ってきました。 当日の天気予報は降雨確立20%一応、折りたたみ傘を持参したら昼過ぎからドンヨリ雲が出現。 それから深夜まで雨が降り…邪魔臭いと思いながら携帯していた傘が役に立って良かったのか?悪かったのか? そういえば3.1武道館の時も土砂降り…雨付いている? 昼には関内に潜入、そこから中華街へ 適当に入った中華の店で\2000のランチコースを堪能。美味しゅう御座いました。 横浜と言えば中華はもう少し高いかな?とも思えましたが値段なりのお味と量の多さ、 入った店が良店だったのか?あれが横浜のアベレージだったのか? フカヒレのスープ、エビチリ、塩味炒めのトロミのついたオコゲ、炒飯、春巻き、野菜炒め、冷製前菜… お腹一杯、満足です。 真っ当な中華屋で中華料理を食べたのも久々だったからか?印象深いです。中華街の思い出はイイとして… 雨が降ってる中、16:30過ぎに会場へ入り17:00を過ぎると毎度のエントランスが鳴り響き 何時ものルール説明があり、それから…森下元代表の黙祷があり…場内全員が立ち上がり暫しの沈黙。 ここで、目立ちたい精神旺盛な屑どもが「森下〜〜!!」とか叫んでました。 そいつ等はロクな死に方をしないと思います。マジで 第1試合 ○アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(2R3分30秒腕ひしぎ逆十字固め)中村和裕● 中村は柔道の人。ルーキーでノゲイラ弟と当った訳で仕方ない結果だと思いますが…中村はこれからの人。 これから何度もチャレンジを希望。デビュー戦の時点で松井(高田道場)のLvを超えてましたから、 次に期待が持てます。 第2試合 ○小路晃(3R終了判定 2-1)アレックス・スティーブリング● 小路なりには頑張ってました。 凄い良いポジションも取れていたし、もう少しでKO出来るか?とも思える程のシーソーゲームもあり… 笑えたのは小路が相手の上に乗って両脚で左腕を挟み、横四方風にガッチリと相手を掴んでいた時 凄い良い感じなのですが、小路的にはここからの攻め手が無し… そんな時、3Fの席から「小路!そこから何時もの〜〜!!」との野次声援が聞こえ周りの席の人から一斉に (;゜Д゜) ハァ? 小路のいつもの…って……何さぁ!? と、 小路には「いつもの」と言えるような定番必勝パターンなんかねぇじゃん?激しく異口同音に唱えてたり… 判定勝利後、小路は感極まり、マイクを持ってアピールするもさっさと帰れコールが送られ…(私も送り…) タラタラと第2試合をしたお前なんぞにマイクを掴む権利なんかねぇよ!!と、思っていた人。多数… しかし、ここではリングアナの煽りもアリ (PRIDEはリングアナは「勝利した●●選手に皆さん、もう一度拍手をお願いします」と擬似演出をつけるのが常) 半分位の人達は慣例で拍手をしてました。けど、場内の反応は薄め… 小路は一人だけ感動&満足して帰る図。 お金を貰える仕事じゃないよ…小路の試合は…小路の試合を見る為に高いPRIDEのチケット買ってる訳じゃないし もう出て来ないで欲しいなぁと 第3試合 ●山本喧一(3R終了判定 0-3)アレクサンダー大塚○ 1R目を見て、流石に限界に思え、インターバル中に売店へ… 横アリ内のロビーではPPVの映像が流れているのでタバコ吸いな人は喫煙所でプカプカしながらTVを見てます。 私はスナックコーナーに行き、ナゲットを購入(\350) ケチャップとマスタードをドバドバかけてPPVをチラっとみながら休憩。 反対側の売店ではアイスが売ってました。森永のアイスチョコ最中…美味そう、場内なのに定価販売なのも良心的 休憩後に買おうと思い、その場は去り3Fの喫煙所のモニターに行くと、隣りで見てたハマーさん達が居ました。 マトモな神経を持ってる人はこんな試合は黙って椅子に座り見ません。トイレタイムなのです。 3Rが終わり、判定になる前に席に戻ると場内の一斉ブーイングに加わりました。 (判定後に、凄いブーイング。内容への不満が爆発したモノです) こんな試合が続く中…既に無駄に一時間半を経過。 そりゃ、誰でも怒る訳で、時は金なり…日曜日の夜だし、皆早く家に帰りたいと思う気持ちが この手のイベントを主催する人達は分らないのか?分ろうとしないのか? 第4試合 ○アンデウソン・シウバ(1R6分26秒KO)カーロス・ニュートン● アンデウソンのリアルシャイニングウィザードがニュートンの横面に炸裂。この一発で決まりました。 1RでスカッとKO決着。と、それまでの試合内容に対して不満が蓄積していた ファンの心をスッキリと落としてくれたアンデウソンは大人気! アンデウソンはシュートボクセ軍団なのでセコンドにはVシウバを帯同。 更にUFCミドル級王者のブスタマチン(だったかな?)も一緒。終始、片言の日本語でのマイクアピールには好感度大 第5試合 ○ダン・ヘンダーソン(1R3分27秒KO)大山駿護● ヘンダーソン劇強!! 正真正銘のオリンピック級の超絶スピードとパンチのラッシュに大山は又してもボロボロ… 大山のセコンドには高坂が来てました。 全然関係無いけど、PRIDEガールの独りにハリケンジャーの敵女幹部の人が居て独りで萌えてました。 第五試合後、休憩が25分程入り… 本当は休憩抜きで早く進めて、早く帰りたいのに…仕方ないのでトイレと売店へ スナックコーナーには焼き蕎麦もナゲットも売り切れ…仕方なくアイス最中を買いに行くと売り切れだったので 代わりとして辛うじて残っていたクレープアイスを購入。 休憩明けのイベントが始まり…ボブサップはそろそろ見飽きた私は、席に戻らないでロビーをウロウロしてると プレス章、関係者章をつけてる怪しい人達がリラックスした様子で雑談してました。 イベント系の会社か?スーツ姿の背広組みがその人達から蒔かれたであろう招待券入場のキャバ嬢 もしくは芸能事務所関係の娘と人気の無くなったグッズ売り場スペースにて立ち話し… 格闘技に興味もなさげな奴等がプレス枠の良い席で唯見を…世の中、何かが狂ってる…ま、いいや 猪木氏の激昂VTRは喫煙場のモニターで見た後、席に戻り 第6試合 ●桜庭和志(1R6分07秒 KO)ニーノ・“エルビス”・シェンブリ○ あ〜あと…。又ですか?と誰しもが思った訳で 桜庭は終始、試合のペースを掴んでおり…シェンブリが寝技に誘うポジションの脚を掴み、蹴り上げる… で、シェンブリの太股に痣が出来る…桜庭のスタンドでのフェイントに場内が沸き… と、ここまでは1999-2000年期の黄金パターンが続き場内も大歓声。 「シウバの1/5の強さだぞ!」と、シェンブリ弱さを野次る声も聞かれ… 実際の処、強さのランク的に言うとVシウバ、ミルコ等と比べてたら一枚も二枚も落ちる。 三級品っぽい臭いが漂っていたシェンブリ、桜庭のペースに嵌り、どんどん追い詰められていくのが 目に見えるようでしたがスタンド、打撃の一発で桜庭は轟沈… そのまま亀になって蹲る桜庭をシェンブリがパンチ&キックでボコボコにしてる最中で レフリーがKO判定をして止めて試合終了。 今回は実力も実績も劣り、尚且つ、前々から桜庭がナーバスになっていた体重、身体そのもののサイズも シェンブリの方が一回り小さいのに…この程度の相手に☆を獲られてしまった。桜庭… 勝ち運から完全に見放されてました。 スランプと、安易に使いたくはないけどPIRDEの場合、スランプからの復調のドラマは成立しない… 駄目になったら上向く事無く、自然消滅するだけですから 試合前の紹介プロモじゃないけど、本当に桜庭isDIE. ナレーションの煽り文句の「このまま死ぬのか?桜庭?」の問いには死んじゃいました…という哀しい現実が。 落ちた巨星は二度とageらず… 未だ少しだけ、PRIDEの中での仕事は残っているとは思いますが一級品としての賞味期限は今回の敗戦で確実に切れ… 03.3.16が桜庭のリミットだった訳です。 頑張っても、頑張っても、現実的な数字としての結果の出ない負け続けな、 現在の日本のリーマン像の象徴のような桜庭。 ファンも強いから桜庭を支持していた訳であり、もう今回の敗戦で幻滅して、離れて行く事は必至。 PIRDEらしいと言えば、PIRDEらしい…残酷さと喪失感 第7試合 ○クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(1R7分00秒 KO)ケビン・ランデルマン● これは試合よりもその後が、面白かったです。試合の大半は相撲でしたから 勝ったジャクソンはリングサイドで観戦していたVシウバに対して プロレス流のアピール「お前のミドル級のベルトに挑戦させろ!!」と唄ったものの Vシウバはマジ切れして、関係者の静止を振り切り、リング上に登りジャクソンに対してメンチ切り、プッシングして マジ乱闘を繰り広げ… レフリー、関係者一同で両者を止めに入る始末。 リアルな乱闘はプロレスの様式的なモノの其と比べたら迫力が違います。 乱闘中、Vシウバは試合モードのような危険な顔つきに変わっていました。 第8試合 PRIDEヘビー級タイトルマッチ ●アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(王者)(3R終了判定 0ー3)エメリヤーエンコ・ヒョードル○(挑戦者) 終始、ノゲイラのガードポジションの間を掻い潜りヒョードルのマッハなパンチが的確にノゲイラの 顔面をバコバコ捉える図式。 ノゲイラがヒョードルの腕を獲ろうと何がしかを仕掛けるも全て、ヒョードルはガード。冷静に対応して 更に冷静に凄い速さで顔面にパンチをバシバシ入れていく様子をみて このまま終るとポイント的にはヒョードルの勝ちだなぁ〜と思ってたらその通り。場内ファンも納得の判定勝利 試合後、ノゲイラの帰る後ろ姿は淋しそうでした…泣いてたかな? PRIDEでの賞味期限はもって二年。バリバリのTopクラスで闘えるのは一年。寿命短いです。 ノゲイラの華が開いたのが02年期だとしたら、今回、同じく落日キャラが固定された桜庭の黄金期は00年。 う〜ん…賞味期限一年とは、K-1よりも短いような PRIDEデビューからブレイクするまでが一年だとして、認知されてきてから、Topクラスバリバリで活躍 脚光を浴びれる期間が一年。そこで一回、線が途切れると浮上の目が無い流れ…どんどん選手が入れ替わり、 潰しあうPRIDEのスタイルは非常に残酷だなぁと思ったり (実際、落ち目になっても何回か?チャンスを与えられますが、一回落ち目になると浮上してこれないのがPRIDEの実情。 日本人選手はホームの温情で延命されてますが、外人選手は呼ばれなくなって、気付いたら「あれ?何してるのかな?」 と自然消滅パターン) 計4時間半超のPRIDE.25 帰りはいつもクタクタです…厳選したカードだけ5つを揃えて それで余興もそこそこにして、二時間半から三時間位で終わりにしてくれないですかね? 興味の無いカードを組む事は、新キャラ発掘にも繋がる訳ですがそれはダークマッチとして、 17:00開始ならば14:30位から客入りしながら黙々と行って欲しいもんです。 K-1なんかは、フレッシュマンファイトと称して、前はそれをやって日本人選手の育成をしてましたけど… 今の時代、ボリュームがあるのが豪華だとは限らないのが主催者側で理解出来ないのかな? ああ、そうそう…観衆1万9247人は横浜アリーナのレコードだそうです。 雨の中、立見席のチケットまで売って大入り、本当に満員でした。 イベント全般的に次もあるよ。との前提で進んでいた為、組織やイベント名称が若干変るかもしれませんが 昨日で終わり〜との雰囲気はありませんでした。6月に同じ横浜で再開させるとか…そのラインで動いてる模様です。