5.2ドーム行って参りました。
長いレポを書くのが面倒臭いんで短いメモを書かせて貰います。



第1試合(30分1本勝負)次期IWGP ヘビー級王座挑戦者決定戦
○天山(10分24秒 TTDから 片エビ固め)×棚橋

隣りの人と話していて殆ど見ていませんでしたし観ても得るものがごく僅かなモノ。
天山が勝ち上がるもこれがセミ、メインへの予想外の伏線に繋がり…
(後で田中リングアナのコラムを転載しますがヤハリ、最後の事象は予想だにしていなかったようです)
 


第2試合(30分1本勝負)
○シャムロック(11分44秒 アンクルホールド)×飯塚

全編UWFチックな試合。
最後はシャムロックが97年前後、WWFで活躍していた時代に使っていた絶叫してのアンクルホールドで終。
これが生で観れたのはあの時、WWFの良さをCATV経由のスタープラスchで観ていた者としてそれは素直に嬉しい事で、
単純にアメプロ好きとして喜べました。シャムロックは表情の作り方が上手いです。流石WWF仕込みだけあり
 


第3試合(60分1本勝負)IWGP Jr.タッグ選手権試合
○金本,ライガー(19分50秒 タイガー・スープレックス・ホールド)×ヒート,Tマスク
※金本,ライガー組が2度目の防衛に成功

途中から売店とトイレに。あんまり観てませんでした。
ゲストにNOAHの丸藤と鼓太郎が来ていましたが粗末な扱いを受けた上に美味しい部分をパンクラスミッションの
鈴木にさらわれてしまう恥をかかされて、出るだけ損な役どころ



第4試合(5分3R勝負)総合格闘技ルール試合
○LYOTO(3R5分00秒 判定:3-0)×謙吾

謙吾も微妙なんですがそんなことよりもLYOTOには志の高さを持って示して欲しかった。というのが
試合後にリング下で受けた猪木氏からの鉄拳制裁連打が語っているのです。
 


第5試合(5分3R勝負)総合格闘技ルール試合
○高阪(1R2分58秒 骨折の疑いにより ドクターストップ)×スミヤバザル

スミヤバザルには未知なる物を感じ得ましたし、事実プレッシャーは凄いモノがありましたが、
持って生まれた星回りというのか、運の無さは致命的かもしれません。最初にズッこけたのは痛いのです。
その不運を怨みながらも後になっては、なかなか挽回出来るものでもありませんし



第6試合(5分3R勝負)総合格闘技ルール試合
○中邑(2R3分12秒 ギロチンチョーク)×ノルキヤ

ノルキヤはVT初挑戦の時より、あまり進歩していないようです。
兎に角、今日の日の一勝は中邑個人にとっても新日本にとっても後になって大きな物に成り得るモノでしょう。



第7試合(5分3R勝負)総合格闘技ルール試合
○バーネット(1R3分05秒 レフェリーストップ)×アンブリッツ

マイナーリーグとメジャーリーグとの格差を感じました。

アンブリッツは大会終了後に正面ゲートをうろついていた為、一躍人気者に。勘違いしなければいいのですが
その群がっているファンの観て、少し思うところがあり…携帯カメラで何かを必死になって撮る行為というのは
みっともないんだなぁと、改めて気付かせてくれました。
 


第8試合(5分3R勝負)総合格闘技ルール試合
○藤田(3R1分09秒 レフェリーストップ)×中西

中西可哀想過ぎです。試合前より藤田に吹かれるだけ吹かれてお粗末な…
いかにも片手間、途中下車しただけなんだよね。忙しいんだよ。俺は、と軽くあしらわれ、
試合後はヒョードルをリングに呼びつけて猪木、藤田、ヒョードル三者間によるPRIDEのUP NEXTなCMタイムに

中西は入場時の表情からして負け顔で、嘘つきやがってと思われるかもしれませんが私はそれを感じ、
ああ、駄目なんだなと分った上で見ていましたが(勝ちオーラが出ていなかった)本当に未来の無い負け方をした為、
中西の今後が非常に心配でプロレスラーとしての存在理由をULTIMATE CRUSHされた訳です。



第9試合(30分1本勝負)
○エンセン(6分33秒 レフェリーストップ)×村上

VTとプロレスの間のいいクッションの役割を果たした試合です。とても破廉恥で良かったです。血は必須。



第10試合(時間無制限1本勝負)GHCヘビー級選手権試合
○小橋(28分27秒 ラリアットから 体固め)×蝶野
※第6代GHCヘビー級王者小橋が2度目の防衛

実は今回1番、入退場時、試合中に声援が多かった試合でプロレス界全てにおける上半期MVP試合とも言えると思います。

ちなみに客の沸点度合いは
1,第10試合
2,第8試合=第9試合ほぼ同着
3,第11試合
これは私見です。が驚く程にメインイベントでの声援が少なかったのは事実。

会場的にも小橋×蝶野戦がメイン級の盛り上がりを見せ
これを見て、ああ、旧全日本プロレスのスタイルは美しかったんだと再確認出来ました。
型と様式と記憶と蓄積と空間としての間合い…全てをひっくるめてこの日は、この試合をもって
良かったねと言えるものでした。
この試合が終わったら、帰る人もチラホラ
(物理的に試合終了時間が21:50頃だったので帰りの足の問題もあるとは思いますが)



第11試合(60分1本勝負)IWGP & NWF ヘビー級ダブルタイトルマッチ
○高山(18分17秒 ジャーマン・スープレックスから 片エビ固め)×永田
※高山選手が永田を下しIWGP第32代王者&NWF2度目の防衛・2冠獲得となった

IWGP史上初V10王者が敗れました。
この試合で驚いたのは王者永田が入場してくる時に予想以上に声援が少なかった事。
まるで前座試合に出る知名度無いレスラーのようなドームの客の反応は素直で怖かったです。
永田はこの試合見せ場を作れずにアッサリ負けてしまいました。
V10王者としての名前が刻まれるのとバーターで王者交替を了解していたのかようなヤル気の無さが…

全てが終わったのが22:15前後。興行時間は相変わらず長いです。
5時間以上も同じ場所に居るのは苦痛でしかありません。もう少しイベントの終了時間を考慮して欲しいなぁと



試合後のあれやこれやは田中リングアナのコラムを参照して下さい。

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ところが、戦いが素晴らしく選手も命を賭けて戦った中、これをぶちこわし
た人物がいたのです。試合後、新間というおじさんが勝手にリングに上がって
きて、勝手にマイクをとって、全てをぶちこわしてしまったのです。これは今
日の大会では全くの予定外のことで、とにかく勝手にしゃべり始めた・・・。
我々が彼をリング上からおろさなかったという点は反省してますし、正直リン
グ上で殴ってしまいたいという感じでしたが、それは出来ない・・・ほんとう
に何を考えているのか全く理解が出来ない。「古い新日本の歴史が〜」などと
言っておりましたが、その新日本の歴史をふまえた上で我々も考えてやってい
るのです。何の権利でベルト返上を唱えられるのか・・。今後、こういうこと
にしっかりと対処していかなければと考えていくつもりです。今日来て頂いた
お客さんには、本当にいやな気持ちをさせてしまったということで、本当に申
し訳ない気持ちでいっぱいです。
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今回、個人的に信じられないような状況を経験し、且つ、新日本フロントの懐の深さを痛感した私としては
VTルールの試合が全て失敗でしたと片付けたくは無いし小橋蝶野戦を観れた事でありがとう。
とそれ自体はとても幸せな事ですしあらゆる意味で会社としての新日本を好きになりました。
今回のお礼を兼ねて今度、新日本のドームに行く場合は少し高いチケットを買わないとイケナイと自分に戒めつつ、
ペイフォワードしていきたいと思っています。