アルシ千葉公園体育館みますた。 地元でやる分は見といてやるか〜程度の軽い気持ちで観戦に行きました。 第1試合(15分1本勝負) ×北尾由賀梨(ダブルアームリフトサルト8:59)米山香織○ ※シングル初対決 北尾って初めてみました。角刈りで男役になるのかな? 米山は…20代前半であの腹はヤバイ。女子プロレスラー特有の…といえばそうだけど それを許して惰性に流されているのが見え見えでタルタルなのは嫌いですね。 第2試合(15分1本勝負) ○baby A(ダブルアーム式エビ固め9:58)江本敦子× 素灯りで照らされている中、テンション低めの前座の中でbaby Aのショッキングピンクのカラーは栄えます。 時たま出すポーズも地元民の受けもバッチリなんていったって可愛いbaby Aの存在はYESだね。と言いたいです。 三試合目後の休憩時間には髪の毛を二つに縛ってサイン会に、その姿、可愛いです。 顔が地味な人はマスクを被らせるという鉄則は生きてます。 江本も初めて。 新人の癖に婆臭いちゅーか、なんともな…1番大事なハツラツさが欠けているような 第3試合(15分3本勝負) ○吉田万里子&日向あずみ(リバースタイガードライバ>片エビ固め13:17)玉田凛映&高瀬玲奈× レナコはキャリア薄の中、独り頑張っていました。日向の膝攻撃が顔面にバコバコ入るも耐えに耐え、 最後は吉田がリストクラッチエクスプロイダーで頭から落とされるのを耐えた後に (最近使うようになったのか?知りませんでしたが)リバースタイガーで顔面からマットに落ちて、負け… 頭部ばかりにダメージが蓄積しなければいいんですけど 吉田と日向のコンビはカッコ良いです。身体もアスリートしてるし 玉田は醜かった…もう人前で肌を晒す商売は止めた方がいいですね。あんなのは見たくない。 芸能の基本とは美人と美男子がステージに立つものだとするとその基本からして 女子プロレスは歪んだ価値観が示されているのが玉田には見えます。 第4試合(15分1本勝負) ○ライオネス飛鳥(トラースキック>片エビ固め12:28)GAMI× コミックマッチテイストで前にレディゴンに紹介されていたサングラス着用の女性ファン (結構なお年の方)がこの試合だけはノリノリで飛鳥に声援を送っておりました。 女子プロファンの深い部分だと思います。 GAMIは…腹がタルタルなのが…あれは、腹を隠すか、シェイプした方がいいかと。マジで 第5試合(30分1本勝負) AKINO&藤田愛(時間切れ引き分け30:00)下田美馬&井上貴子 なんと、地方の体育館で(といっても千葉公園は首都圏に入ると思うも)30分ドローをしてくれました。 試合の流れは全女OG組のベテラン選手達が作っていましたが、それを受けつつ、 30分間奮闘したアルシ生え抜き組も頑張っていました。試合のLvそのものは高くはなく、 中ぐらいでしたがそれでも地方の体育館で頑張る姿には胸を少し打たれるモノがあります。 カードの組み方、ポスターの出方、会場の声援を聞くと秋野と藤田を二本柱のエースに押し上げていくような 感じなんでしょうか?彼女等生え抜き組みを大切にするというのは大事だと思います。 試合後に藤田が秋野のスカイハイに挑戦する!とマイクでアジテーションしてましたが果たして? けど、秋野は白いベルト獲ってるんだし、今更スカイハイなんか…とのアレもあるんですが、 団体としてはクイーンオブアルスの方が上だろうし藤田に上げちゃってもいいような気も せつなさというワードがアルシオンのど真ん中ならば、千葉公園体育館はそのせつなさがオーバヒートしてる状態で 18:30開始予定の10分遅れでアルシオンのテーマ曲が音割れしたスピーカーから流れると… 色々な事を思い出してしまい、胸がギュッと詰ります。 旗揚げ戦こそ見ていませんが98年頃のオールスター揃っていた頃のアルシを後楽園ホールで見て 頻繁に通っていた者としてはかってはあった、良かった頃の光景を思い出してしまい… リングアナが今日の対戦カードを読み上げている際に、小川社長が客入りをチェックしており、 私が目算した所、開始時点で200人前後、後からチラホラ入ったものの240人前後というのが結構正確な観客動員かと。 この入りを見つめる小川社長には悲哀を感じます。 試合後の売店では貴子と影かほる(極悪Ver)の売店が盛況でした。 その向かいにはアルシオン正規のグッズを売っている売店があり、そこにはGAMIが…みんな貴子に注目していて、 GAMIに背中を向けている始末。GAMI的には馴れている光景なのかもしれませんが、 暇な売店で首からタオルをかけて呆けているGAMIにはせつなさ1024%でした。 今の女子プロを見るならば下手に大きな会場に行くのでは無く、地方の寂れた体育館とかで見るのがYESですね。 その方が悲哀と、かっての繁栄を偲ばせる喪失感と、堕ちゆく斜陽産業への哀愁など… 様々な要素がミックスされてクルものがあると皮膚感覚で気付いた、それが私としての認識論です。 綺麗に死ぬ為にはその時は精一杯生きなければいけない、 そうじゃないとやがて訪れる死期を迎えても死にきれるものではないとの事を思うに、 私なんかは未だ死に際を見るのは忍びないクチなんですが、そろそろ覚悟した方がいいんでしょうね。 秋野や藤田がメインで30分ドローをやってのけるのが一生懸命頑張っているという証だとしたら 千葉公園は行って良かったです。今から少し先の話、40歳になっても彼女等が続けていくようならば、 爺ファンとなった私は新参ファンに昨日行われた試合を愚痴愚痴語りついでいきたいと思うんです。 けど、本当に寿命って何時なんだろう?暫くとして…あと10年はなんとか平気だと思うんですが、 更なる次の10年を越せるかどうか?はチト怪しい気もします。と長くなったのでこの辺で 書き残した事の追記を…何点か ○メインに出ていた秋野は試合途中の場外乱闘において、多分、 下田から椅子を投げつけられた時にやっちゃったのか?口から血を吐いてました。 それでも30分完走したのは凄いなと ○千葉の繁華街、栄町は外人パブやら、ホストクラブやら…新宿歌舞伎町の零れ組とも思える店が乱立している 地域がここ2,3年で急速に成長し初めている。要するに千葉駅周辺が下品に成り下がっている訳ですけど、 これは時代の要請だと思いますが…そこから来たであろう20数名ほどのフィリピーナ軍団がいて、 多分、お店の慰安の一環としてオーナーがチケットを買ったのか? 千葉公園の興行を仕切っている地回りの人の営業の成果だとは思いますが居ました。 リングサイドの席を横一列購入していた模様ですが、席がスカスカに空いているので5,6人のグループになり、 バラバラに座っていて、私は二階席をきちんと当日券の窓口で購入したんですが(勿論ですとも) 休憩後はリングサイド席の空いている席に移動しました。 「絞れ…」「3だろ?」コールをしたらその叫びが珍しかったらしくこっちを向いてニコヤカに笑い。 私もはにかむ感じで…やー外人の人は愛想がいいですね。屈託が無い笑顔っていいです。 親父達が外人パブに入れ込むのが分りますよ 今回のアルシオン興行で分る通り、団体としては既に体をなしていないので、 もうプロモーションとかに名称変更した方がいさぎいい感じがしました。 これは前から思っていましたがGAEA以外の団体はあらゆる場所で交流というか協賛しあってちゃっているので、 団体なんか辞めちゃよ!と思うんですけどね。全員フリーとしてプロモーション組織、 PRIDEで言うと所のDSEのような所属選手を抱え込まない、一試合日雇い契約にしちゃった方が団体的には 理想な気もしますが…それだと益々新人選手が育ち難い環境になってしまうのが盲点というか、難点です。 しかし、ここ数年でデビューした新人達がドサドサ辞めていく現状というのは… 各々の人生ですから事情も数多有るんでしょうが、結果論として捉えると若い人材が育たないシステムで、 既に破綻しているというか、狂っているからこの有様なんでしょう。 次世代を残せないような世界というのはその代だけで終わってしまう非常に危険な状態だと思います。 最近の事を思うと西尾とhikaruの件は女子プロという世界に未来は来ないんだと絶望させるに相応な出来事でした。 鬱になりますよ。あれは 女子プロにどうやって人を呼ぶのか?は…本当に男子ファンからのオコボレなんか来ないというのは同意です。 死ぬ間際を見せ付けられている痛々しいものがあります。今の女子プロレスは、私としてはここまで来たのならば、 キャットファイトのレベルまで落ち込むような、元々ストリップ小屋周りから派生した訳ですから、 そのような場所まで落ち込んでからの再生しか無いと思うんですよね。 これは諦めかもしれませんが、ここまで既存のシステムを使い続けては結果を出せないようならば、 現場の方々も何か先人から受け継いだシステムというものをなんともなしに工夫せずに惰性で続けているような気が しているので、これじゃ〜駄目なんだけどなと思いながら 変わらない日々というのはこれから先益々通用していかないんじゃないのかな?と。 本当に焼け野原になった後で誰が再生の担い手になるのか?は…分りません。 少なくとも今、やっている選手達じゃない事は確かな気がしています。 現在、小学生か、未だこの世に生まれていないような人、救世主待望論じゃないですが、 そのような未知の何者かが来て、何かが起るのを待つ事しか出来ないような。 その救世主が来るまでは最低限度、女子プロレスを持たせてくれよ。と現役の人達にはそれ位しか期待できませんね。私は