先日、横浜で行われたPRIDE武士道を観戦したので一筆…
数奇な運命の下、大会前日の夜にチケットを貰い
それがなんとリングサイド10列目。という良席だったのです。

正直、横浜で行くのは面倒臭いし、大会そのものも
気になっていたんですが
(特に美濃輪、郷野、桜井、山本などなどに若干の期待もアリ)
PPVを観てみようかな?位はチラリと思ったりしてはみたけれども
実際にチケットを買ってまで行く。というまでは行動理論が届かず
が、折角の人の好意。というモノは受けておこうと横浜まで行ったのですが…

以下↓試合結果

第9試合(1R10分、2R5分)
×美濃輪育久(1回1分9秒 KO)ヴァンダレイ・シウバ○
第8試合(1R10分、2R5分)
×郷野聡寛(1回9分4秒 KO)マウリシオ・ショーグン○
第7試合(1R10分、2R5分)
○五味隆典(1回4分55秒 KO)ジャドソン・コスタ×
第6試合 (1R10分、2R5分)
○ミルコ・クロコップ(1回2分12秒 KO)山本宜久×
(日本/高田道場)
--休憩--
第5試合(1R10分、2R5分)
×桜井"マッハ"速人(判定 0−3)ホドリゴ・グレイシー○
第4試合(1R10分、2R5分)
○高瀬大樹(判定 3−0)クリス・ブレナン×
第3試合(1R10分、2R5分)
○マリオ・スペーヒー(1回11秒 KO)マイク"バットマン"ベンチッチ×
第2試合(1R10分、2R5分)
×上山龍紀(判定 0−3)ショーン・シャーク○
第1試合(1R10分、2R5分)
○滑川康仁(1回1分5秒 ネックロック)
エギリウス・ヴァラピーチェス×
--OPイベント--
武士道挑戦試合(1R5分、2R5分)
○岡見勇信(判定 3−0)桜井隆多×
武士道挑戦試合(1R5分、2R5分)
×今村雄介(1回4分8秒 裸絞め)チェ・ム・ベ○


今回、武士道を初めて観て、誤算だったのはラウンド数の少なさでした。
PPVも買った事が無かったので通常のPRIDEシリーズのような3R目が無い、という
事を知らなかったので、ラウンド数が少ない=試合時間が短い=イベント時間短縮
と、イベント総時間が頭で考えていたよりも短かったの以外というのか、少し
リズムが違うような…15:00開始のイベントでもPRIDEの事だから
21:00終わりかな…と構えていたら(実際に以前のPIRDE、一桁の頃は
横浜アリーナ終了。22:00過ぎ…とかいう観客には過酷な話も多々あったので)
19:00前には終了。

特に休憩後からの試合がスイスイ進んでいったから
終わりの時間が早かったのかもしれません。
丁度、美濃輪がリングの上で寝ているところをリングドクターその他の人達に
取り囲まれてシウバが勝利のパフォーマンスを行っていたのが確か18:55位…
で、それから私はリングの撤収が始まるまで暫らく席に居ましたけど
それでも19:00ちょい過ぎだったので、計5時間のイベントでしたが以外に早く終わった
なぁという感覚がありました。

最初の方、武士道挑戦試合は観ても仕方ないと思いパスして
時間を少しズラして会場へ行き、OPセレモニーは二階の売店横にある
モニターで見て、新横浜駅のモールに入っている神戸屋のパンを食べたりしながら
(パン好きなので、神戸屋のは美味しいです)
そのまま第4試合までモニター観戦。
第五試合のマッハの試合は生で見たいなぁと思っていたので
第四試合のインターバルに一階に下りていき、そこから魅惑のアリーナ席へ

肉眼でハッキリ見える距離でPRIDEを観れたのは臨場感も違ってきますし、
何よりもリングサイドに居た人種もやはり、スタンド席に座っている人々とは
違ってくるのでその雰囲気にも酔うような体験が出来ました。
スタンド席ではあまりお目にかかれないエッジな人々…要するに怪しい人達ですね。
こいつら、何をして金稼いでるのか知らないけどやたら羽振りが良さげだなぁとか
見た目イカつい人とか、リングサイド席はその先のVIP席ともリンクしているので
その手の、景気が良さそうな怪しい人々が集う場所だったのです。

男はギラギラしてるし
それに同伴してしる女は自分の商品価値を高めるかの如く着飾ってるし
こ、これが格闘技バブルというモノか?と…
もしくは羽振りの良い、成功してる人が高い席に対して惜しげもなく金を払えるのか?
等とか。どうでも良い話ですが

休憩後からはほぼ予想通り…と
唯一、五味独りだけが気を吐いてくれはしましたが
それでも彼は修斗の国の人なのです。CSで放送される修斗の試合中継なども観たりはして
一応はどんな人か?位の把握は出来てました。
が、プロレスファンとしての私は五味が勝っても
他人毎のような気がしてあまり喜べはしなかった、と。他の日本人の事を思うと尚更。

そりゃ、メイン級の試合で日本人全敗よりはマシなんですが
少しでもプロレス寄りの美濃輪、郷野、山本になんとか一矢報いて欲しかったなぁ…と
リングサイドで見た美濃輪の失神KOとか
郷野がじょじょに弱っていって打撃が当っていくさまとか
山本が何も出来ないで負けていく姿とか、観ていて辛かったです。

やっぱり日本人を立てる。という意味での大会だからどうしても日本人メインで
と思ってしまうんですが、それが現実ではなす術も無く負けていくのは嫌な感じが
観終わっても高揚感は無いし、何よりもメインイベント。
シウバの後での入場に加え、会場効果も足された上で元気に花道を飛び出していった
美濃輪が1Rで…しかもマウントを獲られて、そこから攻防する間も無くパンチで…
あれをリングサイドで見ちゃうとスタンド席から観ている時よりも倍は落ち込みますね。

今回、特に応援していた日本人選手も居なかったし
あまり期待もしていませんでした。結果は見る前から大方、予想はついていたんです。
が、郷野は大口を叩く程に元気が良いし、美濃輪にはもしかしたら…という期待感は
あった事はあったんですけど。この結果は、ねぇ…と。

試合が面白いツマラナイの前に、なす術も無く負けていく日本人選手を
リングサイドで観てしまった。というのは観てて疲れました。
イベント時間は思ったよりも早く終わって身体的には疲れなかったんですが
気持ちが落ち込む、というのか…落ち込む。というのは大げさかもしれませんが
イベント終了後は気持ちが沈んでしまい、あまり食欲も湧かなかった事は確か。

ミルコ、シウバ、スペーヒー等の外人選手を特に愛するファンの人には
良い大会だったかもしれません。
(あ、そうだ…ショーン・シャークは良い選手でした)
あとグレイシー好きの人にも

日本人だと高瀬ファン、滑川ファン。それに五味が連れてきた修斗ファンの人も…


TV地上波の放送は21日(土)
放送番組:PRIDE 武士道其の弐
放送日時:13:00〜14:00
放送局:フジテレビ

に、なってます。ミルコとシウバの試合は試合時間も短いのでノーカットかと。
あとは五味と郷野の試合も時間が長くは無いからノーカットかもしれません。